福島空港からJR泉郷駅まで歩いてみた!街灯もない山道を5キロ弱、山中に突如場外舟券場

Business Journal / 2019年6月18日 21時0分

 せっかく来たので、「ボートレースからつ」で行われているG1レースの「ダイヤモンドカップ」を、1レースだけ買ってみることにした。結果はハズレ。やはりなんの準備もなしに当てられるほど甘くはないということだ。

 ボートピア玉川を出て、しばらく南下していくと、道路沿いに「長命清水」という湧水ポイントがあった。竿の先から水が出ているというシンプルなものだが、車で汲みに来ている人もいて、人気のスポットのようだ。名前の通り、この清水を飲むと長生きするという。甘みがあって、まろやかな水だった。

 さらに南下し、最初の交差点を右に曲がる。ここまではひたすら山の中を下ってくる感じだったが、民家がちらほら見え始めるとともに、右手に湖が広がってきた。中池公園という名のようで、春は桜が、秋は紅葉が美しいそうだ。

 住宅地の間をさらに下っていくと、目的地である泉郷駅に到着。距離は約4.6kmだったが、行程のほとんどが下り坂だったため、疲労感は少ない。所要時間は正味1時間10分ほどだった。

●JR泉郷駅周辺には、何もない

 さて、問題は駅に着いてからも残っていた。泉郷駅を通る水郡線は、茨城県の水戸駅と郡山駅を結ぶローカル線。上りは1日9本、下りは10本しか列車が来ない。日中は、郡山方面の列車が2時間50分ほども間隔の空く時間帯もある。

 国道118号が駅の前を通っているが、近隣に飲食店はなく、コンビニが1軒あるくらい。徒歩10分ほどの距離にある玉川村役場まで行ってみたが、この近くにもカフェなどはなかった。空港からのバス路線が存在しないのも、納得せざるを得ない。

 福島空港から泉郷駅までは、歩くこと自体はそれほど大変ではない。ただし積雪時や夜間など、条件の悪いときは絶対に避けたほうがいいだろう。道中の7割ほどが、街灯もない山の中。万が一のことがあった場合、リスクが高すぎるからだ。泉郷からの列車の時間も十分に考慮する必要がある。

 道中は自然いっぱいで、けっこう楽しかった。ただ、完全に季節を間違えた。桜の咲いた春や、紅葉が楽しめる秋ならば、どれだけ楽しかったことか。せめて木々が美しい夏に行けばよかったと思う。
(文=渡瀬基樹)

●渡瀬基樹(わたせ・もとき)
1976年、静岡県生まれ。ゴルフ雑誌、自動車雑誌などを経て、現在はフリーの編集者・ライター。自動車、野球、マンガ評論、神社仏閣、温泉、高速道路のSA・PAなど雑多なジャンルを扱います。

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