『ストロベリーナイト』10話までずっと酷評の嵐→最終話のみ傑作でネット上に絶賛溢れる

Business Journal / 2019年6月22日 16時0分

 ネット上でも、「二階堂ふみの演技が良すぎて泣いちゃう」「目ヂカラがすごくて、魅入ってしまった」「二階堂ふみの鬼気迫る長セリフに釘付け」「あの説得は姫川にしかできないし、あの演技は二階堂ふみにしかできない」と絶賛を集めた。

 姫川が犯人を説得している時、犯人に捕まっていた菊田はそれをすべて聞いていた。菊田にとっては初めて聞く姫川の過去と心の闇。姫川はこれまで、菊田との間に線を引いてきた。自身がいる闇の側に菊田を引き入れまいとする気遣いからだ。第6話では「菊田は知らないでしょ? 私のそういう怖いところ」と言い、暗に自分と菊田とはいる場所が違うと匂わせた。第9話では「(暴力団幹部の)牧田にあって俺にないものってなんですか?」と菊田に尋ねられ、「菊田にはわからないと思う」とあっさり切り捨てていた。だが最終回で、姫川は自身の闇を菊田に明かした。それは、「今の菊田なら闇の側に引きずり込まれることはないだろう」との信頼の表れだったのかもしれない。

 決して『ストロベリーナイト・サーガ』が全体的に良かったとは思わないが、フジテレビはこの最終回がやりたくて、まだ視聴者の記憶に新しい『ストロベリーナイト』を実質的にリメイクしたのか、とようやく腑に落ちたのも事実だ。逆に言えば、最終回まで見ないと納得できない作品になってしまったため、視聴率的に苦戦したのもやむを得ないといえよう。初回と最終回がきちんとつながってきれいに終わる構成は良かっただけに、各話の出来がもう少しよかったら、と惜しくてならない。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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