『集団左遷!!』失速は福山雅治のせいじゃない!業界関係者が語る連ドラ視聴率のカラクリ

Business Journal / 2019年6月24日 19時0分

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 どうも、“X”という小さな芸能プロダクションでタレントのマネージャーをしている芸能吉之助と申します。

“平成最後”の連ドラとなった春クールのドラマも終盤に入り、最終回を迎えるドラマもちらほら出てきました。

 ぼくが注目していたのは、TBS日曜劇場での初主演を飾った福山雅治さんの『集団左遷!!』(TBS系)。福山さんの3年ぶりの連ドラ主演、2010年の『龍馬伝』(NHK総合)以来の香川照之さんとの共演、大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)を思わせる銀行を舞台にした下剋上物語と、話題性は十分だったのですが……。フタを開けてみると、「福山雅治の顔芸がサムい」「こんなに大根演技だったっけ?」「脚本が時代遅れ」など、酷評の嵐!

 視聴率でいうと、7%台まで下がった回もあったものの、だいたい10%前後はキープしていて、業界のなかにいる者としては、そこまでの大コケともいえないと思うんですけどね…。

 実は、今回の4月クールのドラマの視聴率にすごく大きな影響を及ぼしている要因があるんです。それは……“ゴールデンウィーク10連休”! ゴールデンウィーク10連休にドラマをやるって、ものすごくキツいことなんですよ。というのも、連休というのは一般に家庭の外出率が上がり、結果、テレビの視聴率は下がってしまうのが普通です。それが10連休ともなれば、推して知るべし……ですよね。

『緊急取調室』(テレビ朝日系、主演・天海祐希)のようなドラマはあまり影響を受けないんですけど、それはそもそもメイン視聴者層の年齢が高めで、連休でも遠くに出かけず、家にいる人が多いから。逆に、こういう連休時には、お仕事ドラマや恋愛ドラマのような、若い人が見るドラマはガクンと数字が落ちちゃう。“セット・イン・ユース”(テレビやラジオの全受信機の中で、何%が放送を受信しているかという割合)っていうんですけど、そもそもの視聴者数が減るので、どうしても視聴率が下がってしまうんです。

 もともと月曜が祝日の3連休って、日曜ドラマの視聴率が下がるのがセオリーなんですけど、それが毎日続いているようなものですね。『集団左遷!!』は、2回分の放送が10連休に引っかかったこともあって、もろにダメージを食らってしまった部分があると思います。

●脚本にリアリティがある『わたし、定時で帰ります。』

 でもそれはほかのドラマも同じことで、『わたし、定時で帰ります。』(TBS系、主演・吉高由里子)や『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(フジテレビ系、主演・窪田正孝)みたいに、GWに一度下がってしまった視聴率をどんどん盛り返してるドラマだってあるから、一概には言えないんですけどね。

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