食べログ、圧倒的強さの秘密?やらせ騒動を、管理体制徹底やレビュアーとのオフ会で克服

Business Journal / 2014年11月4日 6時0分

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 月間6000万人が利用する、飲食店検索サイト「食べログ」。カカクコムが運営するこのサイトは、たった一人の男の熱意から始まった。

 日本には約80万店の飲食店があるといわれる。食べログは、その約99%(79万店)を掲載し、圧倒的なカバー率を誇る。では、なぜ食べログは利用者数や口コミ投稿数で他社を大きく引き離して成功しているのか、その秘密を探るには、立ち上げ当初に遡る必要がある。

 2004年、価格比較サイト「価格.com(カカクドットコム)」を運営していたカカクコムは、新事業立ち上げを模索していた。新事業のための人材募集に応募して採用されたのが、村上敦浩氏だった。当時カカクコム内では新事業のアイデアとして保険の価格比較などがあったが、新入社員の村上氏は迷わずグルメサイトの立ち上げを希望した。

「飲食店は価格の比較で選ばれるものではない、実際に食べた人が評価するものだ」という村上氏の信念から、カカクコムがこれまで培ってきた価格比較システムとはまったく異なる仕組みで新ブランドを立ち上げることを提案した。当初は社内でも反対があったが、村上氏の熱意が通じて、新ブランドとして食べログを立ち上げることになった。

●「好き」が挑戦し続ける原動力

 だが船出は前途多難だった。村上氏たった一人のスタートだったのだ。しかも村上氏はITの素人。他部署のエンジニアにお願いして手伝ってもらいながら、試行錯誤で画面をつくっていった。そして半年もの時間をかけて、05年3月、ようやく初期の食べログが誕生した。しかし、「私の考えているものの30%くらいしか実現できていなかった」と村上氏は当時を振り返る。リソースもなく、頼る人もほとんどいない状況でつくり上げたのだから、無理もない。

 その後、「Yahoo!オークション(現ヤフオク!)」のエンジニアをしていた友人がチームの一員として加わり、ようやく本格的に稼働する準備が整っていく。

 本格稼働へ動き始めた食べログだったが、いきなり逆境を迎える。05年5月、価格.comがサイトアタックを受けて10日間閉鎖するという事件が発生したのだ。食べログもその余波を受け、同年8月の完全復旧まで閉鎖せざるを得なかった。

 出鼻をくじかれた格好だったが、村上氏のグルメサイトへの思いは変わらなかった。熱意を持ち続けることができた理由を村上氏に聞いてみると、意外な言葉が返ってきた。

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