訪れて知った、世界のフードロス事情。日本と海外が抱える問題の違いとは?/9月21日トークセッション

cafeglobe / 2019年9月4日 5時15分

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9月21日・22日に行われるイベント「みんなとわたしにちょっといいもの。街角のソーシャルグッド展 - SDGs & Me -」では、「みんなとわたしにちょっといいこと」を楽しく学べるトークセッションも開催予定です。

9月21日(土)開催の注目トークセッションは、 「世界ツアーに出かけよう-あなたの知らないフードロス-」。フードロス問題に取り組む株式会社ビューティフルスマイルの文美月さんを招き、世界のフードロスについて学びましょう。明日からあなたにできることが、きっと見えてくるはずです。

日本のフードロスで世界の飢餓が救える⁉

フードロス(食品ロス)とは、本来食べられるにもかかわらず捨てられる食品のこと。農林水産省の発表によると、平成28年度の日本のフードロスは約643万トン。これは、飢餓に苦しむ人々への世界の食糧援助量(年間約320万トン)※の約2倍の数字です。世界で9人に1人が飢えに苦しんでいるといわれている中、私たちはその倍の食糧を廃棄している状況です。

しかも、日本の食料自給率はたったの37%(2018年度)。つまり、6割近い食料を、輸送エネルギーを使ってわざわざ輸入したあげくに、そのかなりの量を捨てているのです。

※2015年、国連世界食糧計画(WFP)による食糧援助量。

Foodloss640x2602枚組 Image via Shutterstock

「もったいない」の意識を忘れないで

傷一つない見た目の美しさ、「陳列棚に食品がたくさん積まれていたほうが見栄えがいい」という誤った豊かさの価値観、賞味期限が3分の1を切ったものは流通に回せないという独特の商習慣。大量のフードロスの背景には、「消費者が気持ちよく買えるように」という「思いやり」から生まれた日本ならではの文化があります。

でも、日本にはもう一つ、「もったいない」という世界に誇る価値観があったはず。そこで、企業と消費者をつなぎ、賞味期限が近くなった、少し潰れてしまった、作りすぎてしまったなどの理由から売れなくなった野菜や菓子などを手に入れやすい価格で販売し、「もったいないものもちゃんと消費しよう」という新たな消費スタイルを提案しているのが、文美月さんの「ロスゼロ」というプロジェクトです。

losszero フードロスへの新しいアプローチを提案する「ロスゼロ」(クリックするとロスゼロのサイトへ飛びます)。

世界の国々が抱えるフードロス事情とは

ところで、世界の食料廃棄量は年間13億トン。これは世界の食糧生産量の約1/3に達しており、フードロスは世界的な問題となっています。

日本では恵方巻の大量廃棄などが話題になりますが、気候や運搬状況、文化風習の違う国々では、日本とはまた異なるフードロスの問題を抱えているとのこと。

「ロスゼロ」をとおして日本の消費者から預かったお金で、カンボジアの小中学校にトイレを作ったり、文房具を寄贈したりといった活動も行う文さん。トークセッションでは、文さんが東南アジアをはじめ、インドやアメリカなどを訪れて知った、国内外のフードロスの最新事情について語っていただきます。

salupa3a 家で余らせてしまう食材などを持ち寄り、シェフが料理する「サルベージ・パーティ」も不定期で開催。

広い視野で捉えたら、きっとできることが見えてくる

モデレーターを務めるのは、食や農林水産業をテーマに官民の垣根をこえた早朝勉強会「霞ヶ関ばたけ」を主宰する松尾真奈さん。生活者の視点から、食やフードロスについて考えていることをお話しいただきます。

フードロスをなくすために、今、自分たちにできることは何なのか。広い視野で、ぜひ一緒に考えてみませんか。

世界ツアーに出かけよう-あなたの知らないフードロス-

日時  :2019年9月21日(土)14:00〜14:45
場所  :国連大学本部 1F アネックスホール(東京都渋谷区神宮前5丁目53−70)
参加費 :無料
定員  :50名
共催  :霞ヶ関ばたけ、株式会社ビューティフルスマイル
申し込み:Peatix または EventRegist (イベントレジスト)からお願いします。

【スピーカー】

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文美月 MITSUKI BUN
株式会社ビューティフルスマイル代表取締役。リトルムーンインターナショナル株式会社創業者。奈良県出身。大学卒業後、日本生命総合職・留学・結婚・2度の出産・4年の専業主婦を経て、2001年起業。ヘアアクセサリーECサイト『リトルムーン』を立ち上げ、品揃え1万点、販売累計420万点、受賞確率1%以下の楽天市場 Shop of the Yearを3度受賞するサイトに成長させる。2010年より、使われないヘアアクセを日本で回収し、発展途上国の少女に寄贈(累計3万点)。一部をカンボジアで販売、奨学金創出や職業プログラムに充てている。「もったいない」ものが次の笑顔に変わることを実感し、2018年、「もったいない、を次の笑顔へ」をビジョンとしてフードロス削減事業『ロスゼロ』を開始。食品メーカーで発生する製造余剰品や規格外品などを販売するほか、イベントなどを行う。東京都女性ベンチャー成長促進企業に採択されたのちシリコンバレー派遣。2019年5月より「おおさか食品ロス削減推進パートナー企業」として認定される。
プライべ―トでは21歳・18歳の息子の母。バスケットボール現役続行中、キックボクシングを楽しむ体育会系人間。日本国籍の在日コリアン3世。著書に『悩みと向き合える女性はうまくいく』(KADOKAWA)。

【モデレーター】

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松尾真奈 MANA MATSUO
霞ヶ関ばたけ代表。1989年京都府京都市生まれ。大学在学中、京都府京丹後市にある野間という地域で「田舎で働き隊!」として活動。そこで出会った人や風景に魅了され、中央省庁へ。現在は、食と農林水産業の学びと対話のコミュニティ「霞ヶ関ばたけ」の代表として、2週間に1度の早朝勉強会を主宰。開催回数は150回以上。組織や立場を超えて学び合い、より良い未来を創っていきたいと考えている。

このセッションとかかわりのあるSDGsゴールは? フードロス

写真提供:株式会社ビューティフルスマイル

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