羽賀研二容疑者 逮捕直前「沖縄は雨のち曇り」とXに“自撮り”投稿 命令の約4億円も支払わず 山口組弘道会傘下の暴力団組長が“うその不動産登記”指示か

CBC

不動産の差し押さえから逃れるためウソの登記をしたとして、タレントの羽賀研二容疑者らが逮捕された事件で、羽賀容疑者の会社がウソの登記をするために設立された可能性があることが分かりました。

（羽賀研二容疑者）
「おはようございます。9月25日水曜日。きょうの沖縄は雨のち曇り」

これは25日午前6時過ぎにXに投稿された動画です。自撮りで自身の住む沖縄の天気などについて話す羽賀研二こと本名 當眞美喜男（とうま・みきお）容疑者（63）。この動画をSNSにアップした後…。

（記者）
「羽賀研二こと、當眞美喜男容疑者を乗せた飛行機が到着しました」

25日午後5時半ごろ、愛知県に身柄を移されました。

羽賀容疑者は去年6月、六代目山口組弘道会傘下の暴力団組長 松山猛容疑者（69）ら6人と共謀し、所有する沖縄県北谷町のビル2棟と土地について、差し押さえから逃れるため、羽賀容疑者が代表を務める会社に所有権が移ったとウソの登記をするなどした疑いが持たれています。警察は7人の認否を明らかにしていません。

2007年、未公開株の売買を巡る詐欺事件で逮捕され、2011年に実刑判決を受けた羽賀容疑者。2016年に民事訴訟で裁判所から約4億円の支払いを命じられていました（2017年判決確定）。

愛知県警によりますと、羽賀容疑者は支払い命令を受けた4億円を支払っておらず、常に財産を差し押さえられる可能性があったため、今回の違法行為をしたとみられています。

捜査関係者によりますと、去年5月にできた羽賀容疑者の会社は、ウソの登記をするために設立された可能性があるということです。不動産の購入資金の工面や登記については、暴力団組長の松山容疑者が指示していた疑いがあり、警察が全容解明を進めています。