名古屋駅前でリニア建設工事続く 町中華店のそばでも…「駅西銀座」は進化中！1億円超「リニア」マンションも人気で完売 景色変わった？

CBC

名古屋市中村区、名古屋駅の西側に位置するリニア中央新幹線の工事現場。26日も雨の中、重機を使っての作業が進められていました。

コロナ禍で停滞した日本経済。リニア開通に対する期待感、そのお膝元の皆さんはどうなのか？

名古屋駅に程近い商店街「駅西銀座」をたずねました…。

こちらは40年以上続く、いわゆる｢町中華｣のお店。すぐ近くではリニア関連の工事が行われていますが…。

（中国料理 富士 大谷美子さん）
「街が変化していくのは楽しみですから（開業は）早い方がいい。人通りが変わるのを期待している」

かつての常連客の中には、工事のために移転せざるを得なくなった会社の社員のみなさんもいたということで、その人たちに会えなくなった寂しさはあるとのこと。

反面、最近は新たなお客さんの来店が…。

（中国料理 富士 大谷美子さん）
「裏にたくさんマンションができたので、引っ越しをしてきた方がすごくいる。赤ちゃん連れの家族が増えてきている」

街が少しずつ進化しています。

一方、こちらは「駅西銀座」のカフェ。

コロナ禍前の2019年5月に開業。営業時間は午前8時から午後3時まで。

店の最大の特徴は…。

（喫茶モーニング 市野将行代表）「モーニングの専門店」

なんとモーニングに特化した古民家風のカフェ。

人気はコーヒーと小倉トーストがセットになったモーニングサービス。

では、リニア開通への期待はいかがでしょう?

（喫茶モーニング 市野将行代表）
「期待はしていますけど、そこまで大きな期待があるわけではない。今まで通り地域の方と観光で来られる方、どちらにも愛されるようなことをやっていくだけ」

これまで、ずっとコロナ禍での厳しい経営環境。

「もう、あれこれ外部環境に期待はしない。足下をしっかり見つめ手堅く進んで行きたい」そう語ってくれました。

そして…。

商店街の西側には｢リニア｣と名前のついた新しいマンションが建設中されていました。

「リニア」と名のついた高級マンションの建設。

名古屋駅から徒歩で約10分、その名は「リニアゲートタワー名古屋」。

入居開始予定は2024年3月です。

専有面積が約70平方メートルの1LDKのモデルルームを見せてもらいました。

（長谷工アーベスト 大戸智生さん）
「この位置からは名古屋駅が横に広がって、きれいに見える」

そして、驚いたのは…。

（長谷工アーベスト 大戸智生さん）
「（1億円を超える部屋もあったが）完売した」

1億円超えの部屋は、どんな人たちが購入したのでしょうか?

（長谷工アーベスト 大戸智生さん）
「名古屋市在住の方が中心だが、広く東海圏。それ以外に首都圏、関西圏、地方都市から投資目的で買いに来る人が目立っている」

リニア開通を前に名古屋駅の周辺が一段と活気づいています。