大雨で各地に土砂災害警戒情報 避難指示も 千葉県

　千葉県内は９月３日各地で大雨が降り続き、浸水やがけ崩れなどの被害が発生しました。引き続き、土砂災害などに十分な警戒が必要です。

　前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響などで県内は大気の状態が非常に不安定になり、未明から激しい雨や雷に見舞われました。

　佐倉市では１時間雨量が９月としては観測史上最大の５３ミリを記録、千葉市では土砂崩れも発生しました。

　県のまとめによりますと、この雨の影響で県内では館山市でがけ崩れが発生し、隣接する住宅が一部破損したほか、市原市では床上・床下合わせて１５棟の住宅で浸水被害がありました。

　千葉や市原、館山など８つの市町には土砂災害警戒情報が出され、６つの市町では、避難指示や高齢者等避難が発表されました。

　道路が冠水した市原市五井では、水が引いた後も浸水の影響で動かなくなってしまった車の対応に苦慮する人の姿が見られました。

　車が浸水した男性は－
「海みたいな感じになっていて、６時３０分～４０分くらいにここを通ったときに沈んでしまった」「（Ｑどの位の深さまで水が来た？）ちょうど膝のあたりまで」

県内は引き続き大気の不安定な状態が続く見込みで、大雨や突風、雷などに十分な警戒が必要です。