災害時の帰宅困難者を支援 東金市 市内大学・バス事業者と連携協定

　災害時の帰宅困難者への支援を目的に、千葉県東金市は９月１７日、市内にキャンパスがある大学と、バス事業者の三者での協定を結びました。

　協定を締結したのは、東金市と城西国際大学、それに大学のシャトルバスを運行している西岬観光で、協定の締結式が１７日に市役所で行われました。

　城西国際大学は県内や東京、神奈川の主な駅と東金キャンパスを結ぶシャトルバスを５台運行していて、協定では災害時、市の要請に応じて、このバスを帰宅困難者の支援に活用できるようにしています。

　式典で鹿間陸郎市長は、「この協定で市の帰宅困難者対策は大きく前進することになる」と述べ、謝意を示しました。

城西国際大学　倉林眞砂斗 学長
「予想外の激しい雨量にあったときの対応として、可能な形で帰宅困難をどうやって解消するかは地域全体の問題として受け止めていたので、今回こういう形で３者合意のうえでそこに向けた備えができたことが第一歩だと思う」

西岬観光　高木恒明 代表取締役
「今回の締結を機に会社として防災担当をしっかりつくって、いざというときに即判断できる体制づくりをしていきたい」