生活道路速度30キロに「法定外の最高速度検討」 千葉県警本部長

　２０２６年９月から、いわゆる「生活道路」の法定速度が３０キロに引き下げられることについて、千葉県警の宮沢忠孝本部長は９月１９日、地域の実情を踏まえ、法定速度とは異なる最高速度の規制も検討していく方針を示しました。

　法定速度の引下げは２０２４年７月に閣議決定され、２０２６年９月から中央線などがない一般道路の法定速度の上限を現行の６０キロから３０キロに引き下げます。

　これについて、県警の宮沢本部長は１９日の県議会の代表質問で、この法定速度を適用されることが実態に合わない県内の道路の把握に努めるとしたうえで、次のように述べました。

千葉県警　宮沢忠孝 本部長
「交通量や車道幅員など交通環境のほか、道路利用者や地域の意見などを踏まえ、法定速度とは異なる速度の最高速度規制を実施することも検討していく」

　県警によりますと、２０２６年９月の法定速度引き下げでは、通学路の近くなどすでに最高速度が３０キロに規制がされている「ゾーン３０」などを除いて、県内の一般道路のおよそ７割が対象になるとみられます。