ノリ漁業への被害を防げ 小櫃川で流木の撤去作業 千葉県木更津市

　流木によるノリ漁業への被害を防ごうと千葉県の木更津市を流れる小櫃川で９月２６日、流木の撤去作業が行われました。

　木更津市を流れる小櫃川の下流付近で行われた流木の撤去作業には、県の君津土木事務所や木更津市の職員、それに地元の漁協などあわせて６０人ほどが参加しました。

　この取り組みは地元の漁業関係者の声を受け２０１２年から始まったもので、２６日は作業員らがヘルメットをかぶり安全対策をして、集めた木々をクレーン車でつり上げ運搬車に乗せていきました。

　君津土木事務所によりますと、除去された流木は５トン程度に上る見込みだということです。

　木更津市を流れる小櫃川では、大雨のたびに波消しブロックに引っかかった流木が東京湾に流れ、例年１０月からはじまるノリ漁業に深刻なダメージを与えていました。

　県 君津土木事務所　井上勇 管理課長
　「木更津はノリが特産品ということになっているので、こういったことを継続しながら木更津市のノリの産業も順調に伸びていくということも期待」