新人監督のデビュー作が、連日満席の大ヒット!『カメラを止めるな!』が“感染拡大”する理由

CinemaCafe.net / 2018年7月25日 6時0分

『カメラを止めるな!』 (C)ENBUゼミナール

著名な俳優は出演しておらず、ベストセラーの原作漫画があるわけでもない。恐竜やスーパーヒーローも不在で、遥か彼方の銀河系が舞台でもない。しかも、新人監督の劇場長編デビュー作。

そんな1本の映画が、連日“行列・満席・立ち見”状態となっている。映画を観た「HKT48」の指原莉乃が、SNS上で「会う人全員にすすめてる」と紹介し、「本当に元気でるから観に行って欲しい~!内容とか調べずに。本当に面白いから~~!!!」と投稿したことから、さらに注目度が上昇中。その話題の映画『カメラを止めるな!』は、なぜそれほどまでに人を熱狂させるのだろうか。

『カメラを止めるな!』ってゾンビ映画なの!?
舞台は、山奥の廃工場。ゾンビ映画『ONE CUT OF THE DEAD』の撮影中に、なんと本物のゾンビが襲来。監督は“本物キタ~!”とばかりに大喜びで撮影を続けるが、助監督や録音技師などスタッフたちが次々とゾンビ化していく…。

それはワンシーン、ワンカット、37分におよぶ長回しという、かつてない試みのゾンビサバイバル。いかにも低予算であるためか、奇妙な“間”に意味不明なセリフ、グダグダの展開。違和感だけが観る者を包みこんでいくが、まさかの展開が待ち受けていた――。


本作は、映画専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第7弾として製作された作品。監督は、オムニバス映画『4/猫 ねこぶんのよん』の1編『猫まんま』(出演:三浦誠己、木南晴夏)などに参加してきた上田慎一郎。これまで短編作品で評価を集めてきた上田監督の待望の劇場長編1作目で、全編96分、オーディションで選ばれた無名の俳優たちと共に創られた渾身作にして野心作だ。

2017年11月に、同じく「シネマプロジェクト」第7弾作品の『きみはなにも悪くないよ』とともに6日間限定で先行公開されると、たちまち口コミが広がり、レイトショーにもかかわらず、連日午前中にチケットがソールドアウト。最終日にはオープンから5分で完売御礼となる異常事態が発生。また、例年、新世代クリエイターを世に送り出す「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」では観客賞にあたる「ゆうばりファンタランド大賞」を受賞した。

この4月に出品されたイタリア「ウディネ・ファーイースト映画祭」では5分間のスタンディング・オベーションという大歓迎を受け、シルバーマルベリー(観客賞2位)を受賞。6月にはブラジルの映画祭「Fantaspoa」で最優秀作品賞、先週末には韓国「プチョン国際ファンタスティック映画祭」にてヨーロッパ審査員特別賞(EFFFF Asian Award)を受賞したばかりと、内外で大絶賛を受けている。

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