“天才がハマる”染谷将太、唯一無二の存在感が与える説得力『パラレルワールド・ラブストーリー』

CinemaCafe.net / 2019年4月21日 12時0分

『パラレルワールド・ラブストーリー』(C)2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会(C)東野圭吾/講談社

累計発行部数140万部を超える東野圭吾のベストセラー傑作ミステリーの映画化『パラレルワールド・ラブストーリー』。現在26歳の若さで出演した映画の本数は70本を超えるなど、その実力は誰もが認める染谷将太は、主人公・崇史の“天才”の親友役を演じている。



染谷さん演じる智彦は研究者であり、その優秀さから天才と呼ばれるが、“染谷将太が天才役を演じる”のは妙にしっくりくるものがある。


近年では、人気漫画を実写化した『バクマン。』で漫画家を目指す佐藤健と神木隆之介演じる主人公たちのライバルであり、17歳ながら連載漫画家として活躍する若き天才・新妻エイジを演じた。配役について様々な意見が出やすい漫画原作の実写化で、新妻エイジに染谷さんという配役には多くのファンが納得するほどハマり役だったといえる。

また、日中共同制作として注目を集めたチェン・カイコー監督の『空海ーKU-KAIー 美しき王妃の謎』では、弘法大師としても知られる真言宗の開祖・空海の若きころを演じたことも記憶に新しい。

ほかにも、放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」では、「アニメーション編」でヒロイン・広瀬すず演じるなつの後輩アニメーター・神地航也を演じることが発表されている。抜群の画力、周囲を圧倒する歯に衣着せぬ物言い、既成概念にとらわれない発想でアニメ表現を革新していく人物、という設定からもまた天才の片鱗が伺える。さらに2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」では、あの織田信長を演じるという。

子役としてデビューしてから、2012年に主演を務めた園子温監督の『ヒミズ』により、第68回ベネチア国際映画祭で日本人初の最優秀新人俳優賞を受賞するなど、その実力もさることながら、年齢以上に落ち着いて見え、アンニュイな外見から発せられる唯一無二の存在感が染谷さんの演じる“天才”に確かな説得力を与えている様子だ。


森義隆監督「次はもっともっと面倒くさくて大変な役を」
本作のメガホンをとった森義隆監督の前作『聖の青春』では、主演の松山ケンイチ演じる天才棋士・村山聖の弟弟子にあたる江川貢を演じていた染谷さん。森監督自身も「前作『聖の青春』ではプロ棋士になれない青年というマイルドな役をやってもらい、次はもっともっと面倒くさくて大変な役で彼を演出してみたいとも思っていたので出演が決まって『よし!』という感じでしたね」とコメント。前作では引き出せなかった染谷さんの一面を引き出せることへの期待を持ちつつ撮影に臨んでいたことを明かす。


さらに、本作で染谷さんが智彦を演じることについては、「智彦は天才で、障害を抱えていて、内面的で、と非常にアプローチが難しい役であり、この人の存在感次第で作品の質が大きく左右されてしまう。満を持して、僕があの世代で一番いい俳優と思っている染谷くんに声をかけました」と語っており、本作における智彦に重要性をにおわせた。

「Kis-My-Ft2」のメンバーとして活躍しながら4年ぶりの映画主演となる玉森裕太、いまやドラマやCMに引っ張りだこのフレッシュな吉岡里帆、そこに加わる染谷さんを森監督は「老獪(ろうかい)」だと表現する。若くしてさまざまな作品で経験を積んできた染谷さんが最後のピースだからこそ、不思議なバランスで成り立つ3人から生まれる違和感が、お互いの演技をより引き立たせていることにも注目してほしい。

『パラレルワールド・ラブストーリー』は5月31日(金)より全国もて公開。

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