高良健吾×廣木隆一監督、『アンダー・ユア・ベッド』トークショーで初タッグ作の裏話…

CinemaCafe.net / 2019年7月29日 15時30分

『アンダー・ユア・ベッド』プレミアムトークショー

『殺人鬼を飼う女』に続く新プロジェクト「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第2弾作品『アンダー・ユア・ベッド』が現在公開中。この度、公開初日から満席&立ち見客続出している本作で主演を務めた高良健吾と廣木隆一監督による一夜限りのプレミアムトークショーが7月27日にテアトル新宿にて行われた。



今回トークショーに参加したのは、愛する彼女への一途で純粋な思いと、異常で孤独な男の切なさと繊細さを持ち合わせた三井を演じた主演の高良さんと、彼とは『M』『軽蔑』『彼女の人生は間違いじゃない』などの作品でタッグを組んだ廣木監督をスペシャルゲストに迎え開催。


まず高良さんは「こんなにたくさんのお客さんに集まってもらい本当にうれしいです。廣木監督たちとさっきご飯食べていて思い出したんですけど、マスコミが入るのを忘れていて、、、こんな感じです」とTシャツにジーンズのラフな格好を見せながら挨拶。

これまでにも、様々な作品でタッグを組んできた2人。「僕が熊本の高校3年生の時、事務所に挨拶しに行って、はじめて廣木さんに会いましたね」と高良さんが廣木監督との初対面を語ると、その際『M』を撮ることを決めていたという監督は『あ、ここに「M」の主演がいたぞ』って当時思いましたね』とふり返り、「でも、その後オーディションありましたよね?(笑)」「一応ね。(笑)」と『M』の裏話が披露された。


さらに続けて、高良さんが「『M』で河原でキャッチボールするシーンがあって、ただのキャッチボールするだけのシーンなのに、テイクが20~30もあってその時に『お前ずっと立ててないから』って廣木さんに言われたんです。確かに自分も18で熊本から出てきたばかりでソワソワして芝居に集中できていなかったんです。『立ててない』って言われて、『この人は何をみているんだろう、なんでバレるんだろう』と思ったんですよね。なにを見ていたんですか?」と当時から疑問に思っていたことを問うと、廣木監督は「芝居は見ているけど、その演技の場所に立つまでを見ていて、気持ちの見え方とかを見ている。それができてないから『立ってないじゃん』とかは言う。あえて言うこともあって、言うことで何か考えてくれるかな?って。役者さんのどこをつつけばいいかってのをすごく考えている」と廣木監督。

それを聞いた高良さんは、当時18で中打ち上げしたときのこと思い出したと言い、「その日の演技『自分はできた』と思ったんです。だから、調子に乗って『今日の俺出来てたっすよね?』って廣木さんに聞いたら、『はぁ?』って言われて、そこから中打ち上げですごい怒られて、そこからトイレに籠るっていう(笑)。そしたら皆が下で待っててくれてたっていうのを、さっき思い出しました」と当時の苦い思い出も披露していた。

そして、話題は“30代を迎えた俳優・高良健吾”について――。廣木監督は「健吾が30になったって、俺の中では信じがたい部分がすごいある。『M』が制作から公開されるまで時間があったから、健吾を連れてヨーロッパの映画祭に行って、帰ってきてすぐ東京国際映画祭で新人賞とってすっごい嬉しかった。やった!って思ったよ。しかも、その受賞のスピーチが18なのに立派でびっくりしたんだよね」と当時の高良さんについて明かし、2017年公開の廣木監督作『彼女の人生は間違いじゃない』に高良さんが出演した際、「面白いなと思ったのが、健吾がちゃんと相手の芝居を引き出そうというのができていて、健吾の芝居につられて相手の芝居が変わるってことをなんだかすごく嬉しく思って見ていた。昔に比べてすごくリラックスしていたし、18~30歳で12年のキャリアってすごいなって思うし、その中で存在できている」と高良さんの成長も感じたという。

一方、本作に関して高良さんは「この映画ではおむつ履くシーンがあるんですけど、その時思ったのが『三井君、本気出したぁ!』って思いましたね。(笑)」と言うと、廣木監督は「おむつプレイかと思ったよ(笑)」と会場を笑わせ、「すごい変態なことをしているのに何故かすがすがしい作品だと思った。それは現場の勢いがあったからだろうな」と語った。


最後に、高良さんは「まずこんな風に2人で話すこともそうそうないことだったし、みなさんと一緒に共有できて楽しかったです。この作品『アンダー・ユア・ベッド』は自分の中でも特別な作品であり、廣木監督とこうやって語ることができてすごい特別な時間でした」と挨拶。2人仲の良さが感じられた穏やかでほのぼのとしたトークショーは静かに幕を閉じた。

また本作は、公開初日から満席、立ち見客、リピーターが続出し、連日劇場は大入り。公開2週目を迎えた現在も、観客動員数が全く落ちることなく好調を維持。単館1館から公開スタートしたが、東京での反響と全国から公開拡大の熱い声援を受け、現在18館公開まで拡大。さらには9月6日より台湾での公開も決定している。

『アンダー・ユア・ベッド』は全国にて公開中。

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