舘ひろし、「西部警察」にイーストウッドの影響 同じシーンに挑戦も

シネマトゥデイ 映画情報 / 2019年2月28日 20時52分

クリント・イーストウッドの大ファンだという舘ひろし

 俳優の舘ひろしが28日、都内で行われた映画『運び屋』の特別試写会に出席した。出演作品以外での映画イベント登壇は初となった舘は、大ファンだという主演のクリント・イーストウッドの過去作『ダーティハリー』と、自身の代表作である刑事ドラマ「西部警察」の意外な共通点を明かした。

 本作は、事業の失敗で一切の家財を失った孤独な老人アールが、“伝説の運び屋”として巨額のドラッグを運ぶことになった数奇な生涯を描いたヒューマンドラマ。イーストウッドが『グラン・トリノ』(2008)以来、10年ぶりに監督作で主演を務めたことでも話題を呼んでいる。

 名匠イーストウッドが「大好きな俳優さんの一人」という舘は、自身の代表作「西部警察」について「あの作品は『ダーティハリー』の影響を受けているんです」と言及。同作で、寺尾聰ふんする松田猛が所持していた長い拳銃が、主人公ハリーが持っていたもののコピーであったと告白すると、映画でイーストウッドが、歩道橋から黄色いバスに飛び乗る印象的なシーンを挙げ、「あのシーンを『西部警察』で僕もやらされたんです。ギャラは全然ちがうのですが」と冗談交じりに振り返った。

 また、イーストウッドの演技については、「西部警察」で共演した名優・石原裕次郎を例に「俳優というのは、色々なキャラクターになるというのもありますが、何をやっても同じというのがスターの条件なのかな」と自身の見解を述べる。

 そんな舘は、主演作『終わった人』で、第42回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門において最優秀男優賞を受賞。明日に最優秀賞が発表される第42回日本アカデミー賞でも、優秀主演男優賞を受賞しているが、舘は「ずっと芝居には自信がなかった」と心情を告白。それでも、「西部警察」で出会った渡哲也から掛けられた「ひろし、お前には華があるんだから、芝居なんてうまくならなくていいんだよ」という言葉を頼りに、俳優を続けてきたことを明かした。

 90歳の老人がドラッグの運び屋だったという前代未聞のエピソードが描かれる本作。舘は「今回わたしがモントリオールや、ブルーリボン賞で最優秀賞をいただいたことが前代未聞なこと」と最後まで自虐的な発言で客席を沸かしていたが「本当に面白い映画。いままでにないイーストウッドを観ることができます」と作品を称賛した。(磯部正和)
 
映画『運び屋』は3月8日より全国公開

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