世界最大のアニメ映画祭で日本が20年ぶり名誉国に選出!『カリオストロの城』も野外上映に

シネマトゥデイ 映画情報 / 2019年4月18日 23時59分

『海獣の子供』 (C) 2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

 世界最大級を誇るフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で今年、「Tribute to Japanese Animation」と題した日本特集が組まれることになり、18日、都内で会見が行われた。その目玉の一つとして宮崎駿監督『ルパン三世 カリオストロの城』のアヌシー城での野外上映が行われるが、4月11日に亡くなった原作者のモンキー・パンチ(本名・加藤一彦)さんに敬意を表して、追悼上映となる運びだという。

 同映画祭は1960年に創設され、今年で43回。1999年より毎年、“名誉国”と題して1か国に焦点を当ててアニメーション文化を紹介する特集を行っており、日本が選ばれたのは1999年の初回に続き20年ぶり2回目となる。企画テーマは「日本のアニメの新しい動きを伝えたい」(岡本美津子・総合ディレクター)という狙いから「New Motion」だが、日本アニメの歴史や功績も振り返る企画も盛り込まれた。

 それが歴史あるアヌシー城内で行われる『ルパン三世 カリオストロの城』の野外上映だ。同作は宮崎監督の初長編アニメであり、「ルパン三世」シリーズのファンの間でも人気の高い作品であるが、フランスで公開されたのは日本公開から遅れること40年の今年1月のこと。ルパンの名前がフランスの小説「アルセーヌ・ルパン」シリーズの著作権に抵触していたためと言われており、作者モーリス・ルブランの没後70年が経過し、問題がクリアになったことで公開となったようだ。

 野外上映は同映画祭の名物で、連夜、老若男女が飲食物やビニールシートを持ち込んで思い思いのスタイルで鑑賞を楽しんでおり、ここで上映されるのは幅広い観客に愛される名作ばかり。その朗報を発表する直前にパンチさんの訃報が飛び込み、総合ディレクターの岡本美津子は「上映の際には言及をしたいと思う」と語り、今後、映画祭側とも調整していくこととなりそうだ。

 ほか期間中は「NEW MOTION Creator's File 2019」と称して、日本アニメ界の次代を担う若手クリエーター26人を専門家が選出し、彼らの作品の上映や展示を行う。また見本市のMIFAでは150平米の大規模スペースにジャパン・パビリオンを設置し、最新技術も紹介。その中には、新海誠監督と開発ユニットAR三兄弟がコラボレーションしたAR新作の展示や、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」のCG技術の紹介ブームも設けられるという。

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