「いだてん」第2部スタート!阿部サダヲ、まーちゃん軍団の絆アピール

シネマトゥデイ 映画情報 / 2019年6月28日 6時0分

第26回より。阿部サダヲ演じる第2部の主人公・田畑政治 (C)NHK

 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(NHK総合・日曜20時~ほか)が6月30日放送の第25回より、いよいよ第2部に突入。関東大震災からの復興や、五・一五事件、二・二六事件、太平洋戦争などを経て、東京オリンピック招致に向けた人々の熱い姿が描かれる。そんな第2部の主人公・田畑政治(たばたまさじ)を演じた阿部サダヲが、役作りや作品の魅力を大いに語った。

 阿部演じる田畑は、幼少期から水泳を心から愛していたが病気のため断念。大学卒業後は、大手新聞社で政治記者として働く一方、日本水泳の未来を切り開き、1932年のロサンゼルスオリンピックの水泳総監督を務める。さらに政治記者のコネクションを利用し、日本のスポーツ向上に熱意を燃やし、1964年の東京オリンピック招致に向け奔走する人物だ。制作統括の訓覇圭いわく、「監督なのに全然コーチングとかは出来ない、ただのおしゃべりで邪魔な人。だけど不思議とチームに固い結束を生んでいきます」

 阿部は「台本で(役所広司演じる)嘉納治五郎さんが『彼は口がいだてんだな』というセリフがあるのですが、まさにそんな感じ。史実でも、何を話しているのか聞き取れないぐらいの早口だったみたいですよ」とハイテンションでせっかち、まくしたてるような人物を意識しているという。

 スポーツへの熱い情熱は、嘉納治五郎と共通する部分が多いが、阿部は「治五郎さんは、相手に対して、意外と何も持たないで気持ちだけでいきますよね」と笑うと、一方「田畑はしっかりと理詰めで相手を納得させようとする。そこは似ているようで違うんじゃないですかね」と分析する。

 そんな一直線さとクレバーさが内在した田畑というキャラクターだが「ロスオリンピックの水泳チームの総監督として活動していたときは、すごく盛り上がり、喋りもハイテンションなのですが、その後、日本でも内戦や戦争が起こり、オリンピックどころではないだろうという雰囲気になったとき、田畑がどう変化していくか。そのあたりの心情をしっかり演じていきたい」と意気込みを語る。

 第1部では、陸上が物語の中心となっていたが、第2部では田畑率いる日本水泳チーム、“まーちゃん軍団”が物語を引っ張る。斎藤工や林遣都、三浦貴大、大東駿介、上白石萌歌、皆川猿時ら個性豊かな俳優たちが顔をそろえるが「すごくいい雰囲気なんですよ。普段、芝居をしていないシーンでも仲が良くて……。(香取慎吾主演の大河ドラマ)『新選組!』のメンバーが、いまだに集まって忘年会をやっているとかっていう話を聞いたことがありますが、撮影が終わってもみんなで集まるんだろうなって感じがします」とチームワークの良さをアピール。

 一方で、阿部自身は「年齢を感じるんですよね」と若者の輪にはやや入りづらいと胸の内を明かす。「実際、斎藤さんとか大東さんは撮影終わったあと、みんなで食事して飲みに行ったんですって。それを2日後ぐらいに聞くんですよ……しかも皆川さんも行っていたみたいで」とボソリ。もちろん、阿部は撮影が続くので共演者が気を使ってのことだが「次は誘われるといいなと思っています」と期待を込めていた。

 ロサンゼルスオリンピックのエキシビションのシーンや、ベルリンオリンピックの前畑秀子の平泳ぎのシーンなどは撮影でも、大いに盛り上がったというが「第2部は暗い時代に突入しますが、視聴者にはスポーツは人々を明るくすることができるんだということが伝わってくれれば」と見どころを話していた。(取材・文:磯部正和)

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