細野晴臣、星野源は「息子みたいな感じ」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2019年11月2日 18時19分

佐渡岳利監督&細野晴臣

 伝説的バンド「はっぴいえんど」や「YMO(YELLOW MAGIC ORCHESTRA)」で知られ、今年デビュー50周年を迎えた音楽家・細野晴臣が2日、都内にて、自身の軌跡をたどる初のドキュメンタリー映画『NO SMOKING』(公開中)の公開記念舞台あいさつにサプライズで登場。「自分が出ている映画はあんまり観たくない。でも目をつむって音を聴いていたら、なかなかうまくできているようです」と照れながらも公開を喜んだ。

 1969年に小坂忠らの「エイプリル・フール」でデビュー後、大瀧詠一、松本隆らと日本語ロックに革命をもたらした「はっぴいえんど」を結成。坂本龍一、高橋幸宏と組んだYMOでは世界的ブレイクを果たした。多岐に渡るソロ活動に加え、80年代には松田聖子や中森明菜の楽曲を手がけたほか、近年では映画『万引き家族』の音楽を担当するなど、日本ポピュラー音楽史に欠かせぬ足跡を残してきた細野。本作は、そんな稀代の音楽家の半生を、幼少期から貴重な映像とインタビューで振り返る。

 活動50周年を「思いつきと、いい加減な生き方で、50年やってきただけ」と一切の力みもなく、サラリと振り返った細野。「スタッフみんなが集めてきてくれたもの(幼少期の写真や秘蔵映像)が、たくさんあってびっくりしました」「『いい写真がいっぱいある』って親族が(本作を)観て感激してました」と笑顔でエピソードを紹介。秘蔵の映像は、ファンにとっても見逃せないものだろう。

 また本作には、はっぴいえんどのラスト・アルバムをプロデュースしたヴァン・ダイク・パークスほか、カナダのシンガー・ソングライター、マック・デマルコや、小山田圭吾、星野源、水原希子、水原佑果、宮沢りえらとの交流の模様や、昨年から今年にかけて行われたワールドツアーのロンドン公演で、約5年ぶりに揃った坂本龍一、高橋幸宏との演奏シーンも収録。

 ナレーションも担当している星野については「ずいぶん若い頃に、口ヒゲなんかを描いて僕のマネをして現れて、面白い人だなあって思ってたんだけど、だいぶ歳は違うけど、息子みたいな感じかな」と親しみを込めて語っていた。

 同席した佐渡岳利監督は「各界の細野さんファンの間で、50周年なので何かやろうとプロジェクトが盛り上がり、映画は僭越ながら私ということになりました。今回、ご一緒する時間が長くなり、以前にも増して、可愛らしい人だなあ、ほんわかされていて、知れば知るほど、その人柄の魅力に惹かれていきました」と話していた。(取材・文/岸田智)

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