1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

歌舞伎界の新スター・市川染五郎の素顔とは?

シネマトゥデイ 映画情報 / 2021年7月15日 7時12分

写真

市川染五郎(昨年3月に撮影)

 歌舞伎俳優の八代目市川染五郎が、初めて映画に挑んだのがアニメーション映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』。本作では、コミュニケーションが苦手な俳句少年チェリーの声を担当している。以前から映像の仕事に興味があったが、「まさか声の仕事とは……」とやや意外な部分もあったと明かす染五郎が、本作出演への経緯などを語った。

 七代目市川染五郎(現・十代目松本幸四郎)の長男として生まれた染五郎。4歳のときには初舞台を踏み、歌舞伎の世界に足を踏み入れた。「男の子が小さいころに仮面ライダーに憧れるような感覚で、僕は歌舞伎に親しんでいたので、最初は遊びの感覚だったんです」と当時を振り返ると「初舞台のとき、父から『歌舞伎をやりますか?』と聞かれて『やります』と言ったらしいのですが、4歳なので、一生仕事にする覚悟はありませんでした」と笑う。

 気づいたら歌舞伎役者になっていたという染五郎。それでも「八代目市川染五郎を襲名したとき、歌舞伎に対する向き合い方が変わったと思う」と述べると、歌舞伎と同時進行で映像の仕事へ興味があることも明かした。「小さいときから、誰に見せるということはなかったのですが、人形やぬいぐるみを使って、お芝居を自分で作っていました。そういうことがとても楽しかったんです」。

 いつか映像の世界でも演じること、本を書くこと、撮ること……そんな思いが心に宿るなか、イシグロキョウヘイ監督からオファーを受けた。「三谷幸喜さんの歌舞伎(三谷かぶき『月光露針路日本』風雲児たち)に僕が出演しているのを監督が観てくださって『チェリーの声を見つけた』と熱いお手紙をいただいたんです。まったく映像の仕事の経験がなかったし、声の演技も初めて。最初はびっくりしましたが、三谷さんの舞台は、本当にいろいろなことを学べた場だったので、思い出に残る舞台が、新しい出会いに繋がったことが嬉しくて。ぜひやりたいと思ったんです」

 父・幸四郎からは「きっとためになる」という言葉をもらったが、いざ仕事を受けてからは「一切なにもアドバイスはありませんでした」と笑う。イシグロ監督と試行錯誤しながらチェリーを作っていった。大切にしたのは自分との類似点。「台本を読んだとき、人見知りだけれど、好きなものには熱くなるところが自分と似ているなと思ったんです。だから役を作るよりかは、自分半分、チェリー半分という気持ちでアフレコに臨みました」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング