松井玲奈、理想と現実の差で悩んだ経験 役を通して「私自身の悩みも軽くなった」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2020年11月2日 7時2分

『魔女見習いをさがして』で3人のヒロインのうちのひとり、ミレ役を務めた松井玲奈

 女優や小説家としても活躍している松井玲奈が、テレビアニメ「おジャ魔女どれみ」シリーズの20周年記念作品『魔女見習いをさがして』(11月13日公開)のヒロインのひとりとして声優を務めた。「おジャ魔女どれみ」の大ファンだという松井は、「自分の大好きな作品だからこそ楽しみにされているファンの方の気持ちもすごくよく分かるんです。大切な映画を台無しにするわけにはいかない」と、並々ならぬ作品愛と緊張感をもって演じたそう。自身のキャラクターに共感したポイントや、その胸の内に抱くアニメや声優へのリスペクトと情熱を語った。

演じるうちに自身の悩みも軽くなった

 映画は、テレビアニメシリーズのオリジナルスタッフである佐藤順一監督、脚本の栗山緑、総作画監督の馬越嘉彦らが再集結した完全新作。「おジャ魔女どれみ」を観て育った3人のヒロインが、魔法玉によって巡り会い旅に出かけるという、大人のための新たな魔法の物語だ。松井は、帰国子女のキャリアウーマン・吉月ミレの声を演じている。

 映画の収録に際して、「おジャ魔女どれみ」シリーズを見返したという松井。「子どもの頃は、魔女になって魔法を使いたいっていう憧れが強かったんですが、大人になってから見返すと、すごくメッセージ性のある内容が描かれていたことに気づきました。友だちの大切さや、それぞれに悩みがあること。そして、どれみちゃんたちが自分と同じように喧嘩をしたり、うまくいかなくて挫折しそうになったり、がんばったり……そんな一喜一憂する姿に励まされ、共感していたことに気づきました。今だからこそ、より心に染みる部分がありますね」

 自身が演じたミレが抱えている悩みは、帰国子女であるがゆえに少し特殊だと語る。「ミレは、思ったことを言うことが当たり前だと思って生きてきたんです。でも日本の文化の中で働こうとすると、悪く捉えられてしまったりする。やりたかった仕事なのに、人間関係が原因でうまくいかないという問題で葛藤しているキャラクターなんです」。普段はなかなか経験できない設定をもつキャラクターを、松井はどのように演じていったのだろうか。

 「でも帰国子女という面を抜きにすると、やりたいことをやっているはずなのにそうじゃない部分でうまくかみ合わずに悩んでしまうという状況は私にも経験があるので、共感できたんです。そして、(ヒロインの)ソラとレイカと出会ったことで、ミレの悩みが少しずつ薄れていく。今まで意識していませんでしたが、自分にもそういう悩みがあったことに演じていて気づきましたし、ミレと一緒に私自身の悩みも軽くなった気がします」

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