「24 JAPAN」唐沢寿明、批判も覚悟 カッコ良さ捨てて挑む日本版ジャック・バウアー

シネマトゥデイ 映画情報 / 2020年10月4日 6時3分

“日本版ジャック・バウアー”に抜てきされた唐沢寿明 (c) 2020 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 世界的に大ヒットした海外ドラマ「24 TWENTY FOUR」を日本でリメイクした「24 JAPAN」が、10月9日からテレビ朝日系(毎週金曜23時15分~、全24話)でスタートする。主演を務めるのは、オリジナル版の大ファンだと自認する唐沢寿明。そんな彼が日本版ジャック・バウアーを演じる意気込みを語った。

 「24 TWENTY FOUR」は、凶悪なテロ事件を阻止するために立ち向かうアメリカ連邦機関CTU(テロ対策ユニット)の捜査官ジャック・バウアーの24時間の出来事を、全24話/1話1時間のリアルタイムで描くメガヒットシリーズ。「24 JAPAN」はオリジナル版のシーズン1をベースに、CTU第1支部A班の班長・獅堂現馬(しどう・げんば/唐沢)がテロリストによる日本初の女性総理候補の暗殺計画を阻止する一方で、誘拐された妻子を取り戻すために奔走する。

 携帯の着信音を、CTUの内線電話の着信音にしていたほど「24」ファンの唐沢は、「初めて観た時はいろんな意味で『だまされた』と思いましたね。本当にシーズン1は衝撃的だったので(笑)」と振り返る。その魅力はと聞くと、「『24』はストーリーが面白いんです。知らず知らずのうちに引き込まれて、夜は眠れなくなる。何十回も観ているのに、いまだに観たくなります」というほど思い入れは強い。

 中でも、お気に入りのキャラクターはCTUの捜査官トニー・アルメイダ。「主人公よりも目が行くんです。いつも恨みのかたまりのような目で人を見る感じが好きで……。日本版のトニー役は池内(博之)くんが演じていますが、彼も目がいい。セリフをしゃべっていなくても目立って、存在感がすごくあります」と太鼓判を押す。

 では、肝心のジャック・バウアーをどう見ているのか?「主人公のジャック・バウアーをコワモテの暴れん坊と捉えている人が多いと思うんです。でも、実はキーファー・サザーランド演じるジャックはごく普通の人。そんな普通の人がある状況に巻き込まれたために、規則を破らざるを得なくなる。そう感じていたので、『24 JAPAN』の獅堂を演じるにあたっては、普通の人を演じるように心がけました」。

 「白い巨塔」「THE LAST COP/ラストコップ」など、ドラマや映画で数多くのリメイク版に挑んできた唐沢は、その度に賛否両論の声を耳にしてきた。今回は、世界的人気シリーズだけになおさらのようだ。「オリジナルの『24』を知っている人が観たら、違うじゃないかと言われるかもしれない。でも、僕はキーファーの真似をするわけじゃないんです。大事なことは、テイストみたいなものは絶対に損ねずに、獅堂が何故そういう行動をするのか。家族に対して、仕事に対してどんな気持ちでいるのかなど、キャラクターの基本的なところをしっかりと掴んでアプローチすれば、キーファーじゃなくても日本版のジャック・バウアーに見えてくる。そのためには、自分をカッコ良く見せようなんて欲は全て捨てていかなくてはダメだと思っています」と熱弁をふるう。

 「24 TWENTY FOUR」はシーズン8まで製作されたほか、12話構成の「リブ・アナザー・デイ」やスピンオフドラマなどシリーズ化されている。「24 JAPAN」もシリーズ化が期待されるが、唐沢は「ジャックが中国に拉致された話(シーズン6)など色々ありますが、でもシーズンをそんなに重ねると、俺おじいちゃんになっちゃうよ」とジョークを交えて話していた。(取材・文:前田かおり)

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