「銀魂」真選組の声優・千葉進歩、中井和哉、鈴村健一が語る万事屋との関係<インタビュー>

シネマトゥデイ 映画情報 / 2021年1月8日 12時1分

左から土方十四郎役の中井和哉、近藤勲役の千葉進歩、沖田総悟役の鈴村健一

 アニメ「銀魂」が2006年のテレビ放送開始から約15年、映画『銀魂 THE FINAL』(1月8日公開)でついに完結を迎える。舞台となる江戸の治安を守る真選組の中核を担った3人の声優、近藤勲役の千葉進歩、土方十四郎役の中井和哉、沖田総悟役の鈴村健一に、いがみ合いながらも時には手を貸し合ってきた腐れ縁の相手・万事屋との関係性について聞いた。

 街でトラブルを巻き起こしてばかりの主人公・坂田銀時たち万事屋と、街を守る警察組織である真選組は、物語のスタート当初より相対する関係にあった。長い物語の中で、時に対立し、時に利害の一致により協力してきたが、終盤にかけては同じ目的を前に力を合わせる立場になってきた。今回の映画でも、その側面が色濃く反映されている。

 隊を率いる局長・近藤役の千葉は「腐れ縁的な関係なので、素直にはなかなかなれない」と前置きしつつ、「命の危険がない時は立場上目を光らせていなければいけないということは忘れませんが、万事屋にも借りがあり、お互い心の中で通じるものがあり、その意思もすごく同調できるところが大きいことはわかっている。放っておけない存在なんだろうなと思います。特に近藤に関して言えば、色々な人を受け入れるという立場なので、土方や沖田よりも、もっと先に彼らを受け入れていた気がします」と解釈する。

 そして、万事屋と真選組が築いてきた関係がはっきりと表に出たのが、物語の終盤に差し掛かった「さらば真選組篇」(第308~316話)。土方役の中井は「あくまで中井として、僕の中で気持ちが一区切りついたというのはありました」と振り返りながら、変わったことは何もないと続ける。「今回の映画で実際、具体的に力を合わせるシーンもありますが、何が変わったというわけではありません。人と人の関係って、わかり合える部分が増えたからといってそんなにガラッと変わるわけでもないかなと思いますし、今回のドラマの主題というのは僕らの方にはないので、僕らはいつもと変わらぬものを提供できればいいと思いながら演じさせていただきました」

 鈴村は自身が演じる沖田について、「意外と万事屋とは関係が薄いというか、神楽とは昔から言い合う仲ですが、新八なんかほとんどしゃべったこともないくらいの感じ。銀さんのことは“旦那”と呼んで一定のリスペクトがありますが、新八に関してはほとんどメガネとしか思っていないんじゃないかな」と笑いながら、「そのなかでやはり『さらば真選組篇』あたりから神楽との繋がりが特に大きくなっていきましたね」と思いを巡らせる。

 「沖田と神楽は、なんというか人間性が及ばないところで競い合っている。沖田にとって、強くなるとか、自分より強いやつがいるのが悔しいとか、そういうモチベーションがあるのだろうと作品を観ていると感じます。神楽のことは今では認めていて、ライバル関係にある。過去は認めるということができず、ただただ競っていたのが、あの1件以来『認める。でもお前には負けないぞ』という姿勢が明確になった。本当の意味でのライバルになったというのは変わったところですよね」

 そのうえで今回の映画に関しては、「沖田の行動から、彼が万事屋に対して思いをしっかりと持っているのだなということがわかる。だから映画で沖田の集大成は描かれているのかなと思います」としみじみ語った。(編集部・小山美咲)

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