『MOTHER マザー』が毎日映画コンクールで大賞!『アンダードッグ』が最多4冠

シネマトゥデイ 映画情報 / 2021年1月22日 5時0分

日本映画大賞に輝いた『MOTHERマザー』 (C)2020「MOTHER」製作委員会

 「第75回毎日映画コンクール」の受賞作品、受賞者が22日に発表され、日本映画大賞に大森立嗣監督・長澤まさみ主演による実話に基づく衝撃作『MOTHER マザー』が輝いた。最多受賞は『百円の恋』の武正晴監督&足立紳脚本コンビによるボクシング映画『アンダードッグ』で、日本映画優秀賞、男優主演賞、撮影賞、録音賞の4冠を獲得した。

 毎日映画コンクールは1946年(昭和21年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。日本映画大賞を受賞した『MOTHER マザー』は、実話に着想を得たサスペンス。自堕落な母と暮らす17歳の少年が追い詰められ、殺害事件を引き起こすまでを追った物語で、母親役の長澤まさみが従来のイメージを覆す新境地に挑戦。これがスクリーンデビュー作となる奥平大兼が息子にふんし、脚光を浴びた。

 最多受賞となった『アンダードッグ』は、人生を懸けた試合に挑む三者三様のボクサーを描くドラマ。森山未來、北村匠海、勝地涼が過酷なトレーニングを経てボクサーを熱演し、スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で“かませ犬”として踏み台にされる主人公にふんした森山が男優主演賞に輝いた。

 女優主演賞には『喜劇 愛妻物語』で夫を尻に敷く気性の激しい妻を好演した水川あさみ、男優助演賞には『罪の声』で知らぬ間に犯罪に加担させられた薄幸な男性役で涙を誘った宇野祥平、女優助演賞には『朝が来る』で14歳の若さで身ごもった少女を熱演した蒔田彩珠が選出。

 特別賞は、昨年亡くなった大林宣彦監督の妻で映画プロデューサーの大林恭子に決まった。

 対象作品は、2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)。表彰式は2月17日、めぐろパーシモンホールで行われる。第75回毎日映画コンクール受賞結果は下記の通り。(編集部・石井百合子)

日本映画大賞『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)
日本映画優秀賞『アンダードッグ』(武正晴監督)
外国映画ベストワン賞『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)
男優主演賞 森山未來『アンダードッグ』
女優主演賞 水川あさみ『喜劇 愛妻物語』
男優助演賞 宇野祥平『罪の声』
女優助演賞 蒔田彩珠『朝が来る』
スポニチグランプリ新人賞(男性)上村侑『許された子どもたち』
スポニチグランプリ新人賞(女性)佳山明『37セカンズ』
監督賞 河瀬直美『朝が来る』
脚本賞 丸山昇一『一度も撃ってません』
撮影賞 西村博光『アンダードッグ』
美術賞 磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』
音楽賞 渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』
録音賞 藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』
アニメーション映画賞『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)
大藤信郎賞『音楽』(岩井澤健治監督)
ドキュメンタリー映画賞『れいわ一揆』(原一男監督)
TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門『ミッドナイトスワン』
TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門『TENET テネット』
田中絹代賞 梶芽衣子
特別賞 大林恭子(映画プロデューサー)

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