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『るろ剣』高橋一生、役の9割は「衣装で決まる」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2021年6月11日 6時35分

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『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で桂小五郎を演じた高橋一生 写真:高野広美

 作品ごとにさまざまな表情を見せ、その七変化ぶりで観客を魅了している俳優の高橋一生。大ヒットシリーズの完結作であり、始まりを描く『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では、剣心を見守る“優しさ”と幕末志士としての“厳しさ”をあわせ持った桂小五郎を、鮮やかに演じている。あらゆる難役をこなす上でも、決してその苦労を明かそうとはせず「俳優は手品師のようなものだと思うんです。お客さんに作品を楽しんでもらうことが一番。そこにタネ明かしはいらないと思っています」と笑顔を浮かべる。今作で初参加となった『るろうに剣心』で味わった喜びとともに、俳優としてのポリシーやプロとしての覚悟を語った。

■大友組は「そのシーンを骨の髄までしゃぶり尽くせる現場」

 和月伸宏の漫画を、大友啓史監督が佐藤健主演で実写化した本シリーズ。激動の幕末で“人斬り抜刀斎”として恐れられながら、新時代において、斬れない刀“逆刃刀”を手に大切な人々を守ろうとする男・緋村剣心(佐藤)の戦いを描く。原作の「追憶編」をもとにした『The Beginning』では、これまでのシリーズから時間をさかのぼり、剣心の謎につつまれた過去と十字傷に秘められた真実がつづられる。

 大友監督とは、これまでにも『3月のライオン』(2017)と『億男』(2018)でタッグを組んだことがある高橋。今作における桂小五郎役のオファーを受け、「僕は大友監督とご一緒できると思ったら、手放しで喜んでしまうんです。まず人として、大好きな方です」と前のめりで参戦を決めたことを明かした。

 「大友監督はいつも、『僕らがしっかりとおさえるから、自分の感じたようにやってみてほしい』と俳優に言ってくれます。俳優部のことを考えてくれているからこそ、そういったやり方をしてくださる。大友監督から『すごくよかったんだけど、もう1回!』と言われると、『いくらでもやります!』という気持ちになる」と信頼しきりで、「『もう少し、このシーンを楽しみたかったな』と思い残して終わることは、大友組では絶対にありません。そのシーンを骨の髄までしゃぶり尽くせる。あらゆる可能性を探れるという意味でも、最高の現場です」とにっこり。妥協せずに高みを目指す大友組は、「ずっといたいくらい」と特別な喜びのある撮影現場だと話す。

■「役作りの9割は、衣装で決まる」

 本作で演じたのは、“人斬り抜刀斎”が誕生するきっかけとなる長州藩志士の桂小五郎。高橋は「大友監督が僕に桂役を任せたいと思ってくださったことが、とてもうれしかった」と吐露。「桂は、緋村剣心を見初めて、“人斬り”という駒として使っていく。台本を読んだときに、桂は非常にシビアだけれど、その一方で緋村に対してある“情”を感じているような、相反するものがあるなと感じました。愛情があるように見える瞬間もあれば、とても非情に見える瞬間もある。あいいれない二つの要素を、どのようなバランスで見せていくかが大事になるような役」と話す。

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