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前田旺志郎、山田洋次組で余裕なし 17年のキャリアで「あんな感情は初めて」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2021年8月2日 7時15分

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前田旺志郎

 山田洋次監督最新作『キネマの神様』(8月6日公開)で、沢田研二演じるギャンブル好きのダメ親父・円山郷直(愛称:ゴウ)の孫を好演した前田旺志郎。2007年、実兄・前田航基と組んだ漫才コンビ「まえだまえだ」で注目を浴び、2011年、是枝裕和監督がメガホンをとった映画『奇跡』でその兄と幼いながらに主演を見事に務めた彼も、気がつけば20歳の青年に。子役から数えて、すでに俳優歴17年のキャリアを持つ前田が、かつて味わったことのない山田組独特の緊張感や撮影法、さらには徐々に「面白さを実感できるようになった」という俳優の醍醐味について真摯(しんし)に語った。

志村けんさんを思う気持ちが山田組を1つに

 本作は、原田マハの同名小説を『男はつらいよ』シリーズなどの名匠・山田監督が映画化し、松竹映画100周年記念作品として製作された。全身全霊を傾けて映画制作に燃えていた若き日のゴウ(菅田将暉)、ギャンブル漬けで借金まみれ、酒の力を借りて現実逃避する現在のゴウ(沢田)の生きざまを笑いあり、涙ありで描き出す。故・志村けんさんの遺志を受け継いだ沢田が、破茶滅茶だけれど、妻を愛し、映画の神様を信じ続けるどこか憎めない主人公ゴウを、魂のこもった名演でスクリーンに焼き付ける。

 名匠・山田監督の作品に参加し、「あんな感情になるのは初めて。まさに夢のような現場でした」と振り返る前田。「これまで培ってきたものがどこまで通用したかとか、山田組を経験してどれだけ成長できたかとか、そんなことを冷静に語れるほど、まったく余裕がなくて。ここまで緊張することも、ここまで必死になることも、なかなか経験できないこと。共演者の先輩方も、スタッフのみなさんも、現場での佇まい、働き方、動き方など違う次元にあるというか……20歳のこのタイミングで山田組に参加できたことは、すごく幸せなことでした」と声を弾ませる。

 新型コロナウイルスの猛威によって、主演の志村さんが亡くなり、撮影も中断に追い込まれるなど、山田組はさまざまな試練にさらされた。これをキャストの一員として経験した前田は、「コロナ禍に置かれたことで団結力が強まり、感染対策を徹底して撮影しようという意識が高まっていたように思います」と振り返る。「志村さんが亡くなられたことを口に出して話すわけではないけれど、それぞれが、それぞれの思いを持って現場に来られていたように感じます。そういった意味では、『志村さんを偲ぶ』という気持ちが皆を1つにつなげていたような気がします」と思いをめぐらせた。

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