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波乱万丈…『トップガン』ヒロイン役ケリー・マクギリスの現在

シネマトゥデイ 映画情報 / 2021年11月20日 20時32分

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ケリー・マクギリス(2013年に撮影) Jeff Vespa / Getty Images

 映画『トップガン』(1986)でトム・クルーズ演じる主人公の恋人、美しい女性教官チャーリーを演じたケリー・マクギリス。このごろあまり名前を聞かないな? と思ったら、『トップガン』の後、いろいろなことが起こっていた。その半生に迫る。(文・平沢薫)

最新ニュースはLGBTQのドキュメンタリーへの出演!

 28歳でハリソン・フォード主演作『刑事ジョン・ブック/目撃者』(1985)のアーミッシュの女性役でゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされ、『トップガン』やジョディ・フォスター主演の『告発の行方』(1988)などで活躍したケリー・マクギリスも今年で64歳。このごろ、あまり名前を見かけなかったが、本年5月、Varietyの記事で久々に名前を発見。それはLGBTQを表明している米映画監督クリスティン・ベイカーが、新たな製作会社を設立するというニュース。そして、その会社が製作するLGBTQのドキュメンタリー「A League of Our Own」に、マクギリスが出演すると報じていた。

 ケリーは、2009年にウェブサイト the SheWired.com のインタビューで、自分が同性愛者であることをカミングアウト。このインタビューで、どんなパートナーを探しているのか聞かれたケリーは「絶対に女性がいい。男性のパートナーたちは経験したから、次に進まないと」と返答。そして、同性愛のことは12歳のころから少しずつ考えてきたと発言していた。そして2010年には、それまで10年間交際していた同性のパートナー、メラニー・ルイスと法的に承認された関係であるシビル・パートナーシップを結んだ。

 そのメラニーとは2013年に別れたが、ケリーは現在、ノースカロライナ州アシュヴィルのログハウスに住み、静かな生活を送っているとのこと。俳優業はほとんどせず、近所にあるスタジオ、the New York Studio for Stage and Screen で演技を教えているそうだ。

私生活でのショッキングな事件を乗り越えて

 ケリーが今、静かな生活を送ることができているのは、これまでショッキングな事件を乗り越えてきた経験があるからかもしれない。最初の事件が起きたのは『トップガン』に出る前のこと。ケリーは、父は医師、母は専業主婦という家に育ち、ジュリアード音楽院に進んだが、その学生だった1982年、レイプ被害に。彼女がそれを告白したのは、彼女がレイプ事件を手掛ける地方検事を演じた『告発の行方』(1988)の全米公開時だった。その犯人2人は逮捕され、一人は15歳の少年で刑期3年になったが、もう一人は証拠不十分で不起訴になったとのこと。ケリーはこの事件による心的外傷から回復するためにセラピーを受けたという。

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