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「カクレンジャー」30年ぶり続編、実現の裏にキャストの奮闘 小川輝晃&広瀬仁美が明かす紆余曲折の制作秘話

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年8月25日 10時0分

 1994年から1995年にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズ第18作「忍者戦隊カクレンジャー」の30年ぶりとなる正統続編「忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編」が、東映特撮ファンクラブ(TTFC)で配信中だ。当時のメンバーが再集結した30周年記念作品が実現するまでの道のりは長く、キャストやスタッフがさまざまな壁に直面していた。オリジナルキャストの小川輝晃(サスケ/ニンジャレッド役)と広瀬仁美(鶴姫/ニンジャホワイト役)がインタビューに応じ、制作発表までの舞台裏を語った。

キャスト自ら企画提案も「これでは無理だ」

スーパー戦隊シリーズは、『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』(2013)を皮切りに、当時のキャストが再集結しての“周年作品”が制作されてきた。直近では、『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary』といった20周年新作が連続したが、30周年での新作は「カクレンジャー」が初めてだ(ただし、他の“周年作品”とは異なり、タイトルで周年であることはうたっていない)。

 企画のきっかけは、「カクレンジャー」25周年イヤーに行われた小川と広瀬による絵本制作だった。小川は「応援してくださる方々の期待に応えたいという思いがありました。『カクレンジャー』としては僕だちだけで作品は出せないということで、姫(広瀬)が絵を描く仕事をしているので、僕が物語を書いて、彼女が絵を描く形で絵本を作り、結果的にそれを歌にしてCDを出しました」と当時を振り返る。

 「やはり『カクレンジャー』ファンは周年作品を待っていて、その当時も『30周年で何かやってくれるんですか?』という話を受けました。『みなさんが声をあげたら叶うかも』と言ったところ、熱意あるファンのみなさんが声をあげてくださったことが、本当に大きかったです」(小川)

 そこから、小川が中心となって作品の企画書を作成。広瀬と交流があるプロデューサーに提出するも、「これでは無理です」とまさかの答えが返ってきた。

 「私たちがやりたいことをたくさん詰め込んで、夢の風呂敷をバンッと広げたような内容でした。その中から、いい部分を少しずつつまんで、現在の作品になっています。彼(小川)が内容などをすごく考えてくれて、私は『話はこういうのがいいな』とか『全員集まるにはどういう順番が必要かな』など考えて、サポートしていました」(広瀬)

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