吉高由里子、「光る君へ」柄本佑の地毛剃髪を見届ける 1年半にわたる共演で「共に戦ってきた感覚に」
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年12月14日 7時0分
大河ドラマ第63作「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で「源氏物語」の作者・紫式部(まひろ)役で主演を務めた吉高由里子が、約1年半にわたって共演した藤原道長役・柄本佑との撮影を振り返った。
本作は、平安中期に1000年の時を超えるベストセラーとなる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を、平安の貴族社会で最高の権力者として名を残した藤原道長との絆を軸に描くストーリー。脚本を、2006年放送の大河ドラマ「功名が辻」、吉高と柄本が出演したドラマ「知らなくていいコト」(2020・日本テレビ系)などラブストーリーの名手としても知られる大石静が務めた。
くしくも大石脚本のドラマ「知らなくていいコト」でも惹かれ合う男女の設定で柄本と共演していた吉高。それから4年ぶり。吉高と柄本演じるまひろと道長(幼名:三郎)はそろって第2回から登場し、最終回まで撮影を共にした。下級貴族の生まれであるまひろは、上級貴族の道長と幼いころに出会って以来、身分の差を超えて惹かれ合い、それぞれ別の相手と結婚してからも交流は続き、まひろは道長の子・賢子を出産。道長が左大臣として権力を握るようになってからは道長の依頼により、彼の娘で中宮の彰子(見上愛)に仕えながら「源氏物語」を書くことになる。
本作では世界的に知られる「源氏物語」が生まれたきっかけが、道長が政(まつりごと)のために紫式部に依頼したという解釈がなされた。第46回ではまひろが「あの人はわたしに書くことを与えてくれたの。書いたものが大勢の人に読まれる喜びを与えてくれた。わたしがわたしであることの意味を与えてくれたのよ」と語る場面があったが、本作で描かれたまひろと道長の関係について、吉高は「もう視聴者の皆さんわかっていらっしゃって、わたしの言葉は必要ないはず(笑)」と前置きしつつ、こう語る。
「二人がそれぞれ月を見上げる描写が多かったと思うんですけど、イコールまひろと道長が互いを思っている描写だよね、と佑くんと話していました。月がない日はないように、互いを思わない日はないぐらい一心同体というか。互いの存在が生き甲斐であり、生きる糧になっていたんじゃないかなと思います。『川辺の誓い』(11月3日放送・第42回)では二人の会話、距離感から、恋愛でもない、友情でもない、二人の達観した関係がいよいよ最終形態に突入していて。二人のソウルメイトの感じがよく出ていて、とても素敵な回だと思いました」
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