「財産目当ての年増の女」「前の奥さんを追い出した」と言われ…

citrus / 2019年3月12日 16時0分


子どものいる男性と再婚、いわゆる「後妻」となった女性が、「後妻って案外つらいものなんですよね」と話す。その真相とは。



■「財産目当て」と陰口を叩かれて


チエさん(40歳)が、7歳年上の男性と結婚したのは2年前。当時、夫の子どもたちは14歳の男の子と10歳の女の子。夫はその2年前に離婚していた。


「奥さんに男ができたという話でした。彼は前妻に憎悪と憧憬、両方持ち合わせていたようですね。子どもたちの年齢も微妙だし、私は結婚するつもりはなかったんです」


チエさんは中学校の教師をしていたが、人間関係や仕事の多忙さに体調を崩して退職。塾講師や家庭教師として仕事をしてきた。再婚した家庭の子どもたちも、チエさんが家庭教師をしていたのだ。


「家庭教師の先生がいきなり母親っていうのも、子どもには抵抗があるでしょう。ただ、夫がその話をしたとき、子どもたちは賛成してくれたそうです。私も腹を割って、『本当にいいの? でもおかあさんと思わなくていいんだよ。おかあさんのようなもの、友だちでもおばちゃんでもいいから』と話しました」


母との関係が不全だった子どもたちは、今のところチエさんとうまくいっている。問題なのは親戚たちだ。


「最初に親戚の集まりがあったとき、財産目当てで年増の女がやってきたと言われたんですよ。夫によれば親戚は大学教授や医者などが多くて、みんなやたらとプライドが高い。だから気にしなくていいよと言われたけど、気になりますよね。夫は普通のサラリーマンで、財産といえるほどのものは何もないんですが」


親戚の集まりがけっこう多いから、そのたびに苦痛が増えるとチエさんは言う。



■近所の目も気になる


今もそうだが、チエさんが結婚して住んでいる場所は関東某県の昔からの住宅地。古くから何代も住んでいる人たちが多い場所だ。


「3世代で住んでいる家も多いんです。かつては農業をしていたところもかなりあったらしい。だからいまだに近所とのつきあいが濃厚なんですよね。私が来たときは、『あの女が前の奥さんを追い出したらしい』という噂も飛び交っていたようです。一軒一軒、違いますと言い訳して歩くわけにもいきませんしね」


子どもを連れて医者に行ったときなども、待合室にいた人たちから奇異な目で見られたり、こそこそ内緒話をされたりした。いちいち気にしないと決めていても、やはり気になるものだ。


「子どもの学校の父母会などでも言われているんでしょうね。子どもたちはいじめられているんじゃないかとそればかりを心配しています。幸い、ふたりとも強気な子たちだから今のところは大丈夫ですが」


そういった日常の心配点を、夫が自分と同じように気にしてくれないのもチエさんが不満に思っているところだ。


「夫にとっては地元だし、別に生活が変わったわけでもない。だけど本当にこれでよかったのかなと思うことがあります。私自身、ひとりで働いて生活を維持していくことが苦痛になっていたので、少し結婚に逃げたところもある。それが負い目になっているのかもしれません」


“後妻業”も話題になっているが、「相手が特別に裕福な男性でもない限り、後妻っていうのは大変ですよ」とチエさんは顔を曇らせる。

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