フォルクスワーゲン新型ポロの走りはどう変わった?

clicccar / 2014年9月17日 19時3分

ゴルフに次ぐ主力モデルであるフォルクスワーゲン・ポロは、世界累計販売1400万台を記録。

日本では、フォード・フィエスタやルノー・ルーテシア、プジョー208、シトロエンC3、MINI、フィアット・パンダなどの輸入車はもちろん、トヨタ・アクアやプリウス、ホンダ・フィットハイブリッドなどのハイブリッドも十分に競合しているそうです。

「新型」になったポロのデザインと装備がどう変わったかは別の記事でご紹介していますが、走りの面ではどうでしょうか?

まず、1.2LのTSIエンジンにも手が加えられています。エンジン型式は「CBZ」からゴルフの1.2LTSIと同じ「CJZ」に変わり、SOHCからDOHC化。

さらにMQBレイアウトにならい後方排気に変更されていますが、これは昨年登場したポロ・ブルーGTにすでに採用されていますから、ポロ・ブルーGTが先行していて、今回エントリーグレードといえる「コンフォートライン」が追いついた、という形でしょうか。

ちなみに、ポロ・ブルーGTもクロス・ポロも今秋以降、新型にスイッチするそうです。

スペックは「CBZ」型の105ps/5000rpm、175Nm/1500-4100rpmから「CJZ」は90ps/4400-5400rpm、160Nm/1400-3500rpmと、最高出力も最大トルクもダウン。なお、ゴルフの「TSIコンフォートライン」の「CJZ」は105ps/175Nmです。

しかし、圧縮比を「10.0」から「10.5」に高めた上に、軽量コンパクト化されたことで燃費は21.2km/Lから22.2km/Lに向上しているのは、ガソリン高が続く現在ではうれしいニュース(自動車取得税80%、自動車重量税75%減)。

パワーもトルクも従来よりも下がっているとなると、気になるのは走りですが、最高出力、最大トルクともに発生回転数が下げられているためか、ストップ&ゴーの多い街中ではパワー不足はほとんど感じさせません。

さらに、Dレンジのままでも良好な変速レスポンスに加えて、マニュアル操作が可能な7速DSGは、上り坂中心の山道でも高速道路でもメリハリのある走りを披露。

1人乗車だったせいもあり、上り勾配でもパワー不足はほとんど抱かせませんし、高速道路では流れを容易にリードできましたから、「燃費重視で走らなくなった」という印象もありません。

レーダーを使うACCも高速道路でテストしましたが、ステアリングスイッチが多く、最初は少し戸惑うかも。

ゴルフ同様にシルバー加飾が施された「プラス」と「マイナス」のスイッチを押すと10km/h刻みでの速度設定が可能で、「RES」は1km/h加速、「SET」を押すと1km/h減速。

上限はゴルフと同じで160km/hで、前走車が停まるとアイドリングストップし、3秒以内なら再加速、さらに「RES」を押すか、アクセルを少し踏めば動き出すのも同じです。

ほかでは、油圧から電動式に変わったパワーステアリングも速度域を問わずほとんど違和感がなく、素直な運転感覚は健在。

街中から高速道路まで「ソリッド」な乗り心地は改良前と同様で、その走りと上質感のあるインパネなど、初めての輸入車としても、ダウンサイザーにもオススメできる完成度の高さが魅力です。

■  フォルクスワーゲン・ポロはどこが「新型」なの?【デザイン編】 
http://clicccar.com/2014/09/11/268342/

(塚田勝弘)

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