マツダが2017年に「ロータリー」エンジンを復活させる!?

clicccar / 2014年10月30日 11時33分

リーマンショック発生後に長らく続いた超円高で業績が赤字化するなど、厳しい経営舵取りを強いられたマツダ。

しかし、2012年2月に「SKYACTIV」技術を搭載して発売した「CX-5」の好調や、日本経済が円安に振れた事が追い風となって業績が好転。 

続けて発売した「アテンザ」「アクセラ」など、一連の「SKYACTIV」シリーズの好調により、今年4月25日に発表された通期決算では営業利益1,821億円、純利益1,357億円を計上するまでに経営がV字回復しました。

そして今年9月には満を持して「デミオ」をフルモデルチェンジ。

現時点で「SKYACTIV」搭載車は同社ラインナップの7割弱に達しているそうで、このクルマも今後の業績向上に大きく寄与するものと予測されます。

こうした業績回復の流れを受けてマツダは来年「ロードスター」をフルモデルチェンジすると発表、9月4日に外観やシャシーを世界同時公開しました。

本来なら2005年8月の3代目発売から7年目となる一昨年に登場する筈でしたが、おりからの経営不振の時期と重なり、開発が見送られていたものと推測されます。

同時に思い起こされるのが2012年6月の「RX-8」生産終了に伴い、同社のトレードマークであるロータリーエンジンの生産が途絶えてしまっていること。

「RX-8」は日本や欧州の歩行者頭部保護基準にミートさせるためにフロント廻りの意匠を大変更する必要があったことや、当時の開発資金難から生産が打ち切られました。

とは言え、ロータリーエンジン開発チーム自体はその後も少人数ながら今なお存続しているようで、近頃の経営好転を受けて新型「ロードスター」用のSKYACTIVシャシーをベースにロータリーエンジン搭載モデルの開発が再開されているとの噂も。

ただ、欧州では2020年から更に厳しい排出ガス規制「EURO7」の施行が計画されており、従来のロータリー技術の延長線上での規制クリアはほぼ無理な状況。

そこで3年前のclicccarの記事「RX-7 + RX-8 +Prius = RX-9 (HV ロータリー) !?」でも触れたように、打開策としてロータリーエンジンとHVの組合せで排気ガス規制をクリアする案が現実味を帯びて来ています。

つまり、ロータリーエンジンが苦手とする燃焼が不安定な低速域をモーターが担うことでカーボン発生量を抑制すると共にトルク不足もカバーするというもの。


(出展 CARSCOOPS)

そうしたおり、海外メディアの「CARSCOOPS」が先頃、ニュージーランドの工業デザイナーによる「RX-8」の後継モデルとする「RX-9」の予想CGを掲載。

こちらでも1.6L(800cc×2ローター)の次世代ロータリーエンジン「16X」を搭載したHV仕様と予想しています。

おりしもマツダはまもなく量産ロータリーエンジンを世界で初めて搭載した「コスモ・スポーツ」の発売(1967年)から50周年、さらに2020年には同社創立100周年を迎えようとしています。

同社にとってアニバーサリーイヤーとなる2017年にロータリーエンジンをHV技術で華々しく復活させるというシナリオが用意されていても何ら不思議ではありません。

すなわち、「RX-7」+「RX-8」=「RX-9」シリーズとしてデビューするケース。

つまり、2ドアクーペ版が「RX-7」、4ドアセダンが従来の「RX-8」に相当、ハイグレード・スポーツモデルには更にターボ装着の可能性も。

いずれにしてもマツダファンが期待して止まない、同社のシンボル的な「ロータリーエンジン」の復活劇は業績好調を背景にそれほど遠い先の話では無くなって来た事だけは間違い無さそうです。

■MAZDA 16Xエンジン Webサイト
http://www.mazda.com/jp/stories/rotary/16x/

clicccar

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