トヨタFCVをモリゾウこと豊田章男社長が公道をドライブ

clicccar / 2014年11月2日 12時0分

先日もお伝えしたとおり、トヨタFCVのラリー仕様車が全日本ラリー選手権の最終戦「新城ラリー」でオフィシャルカーとして公道を走行しました。

FCVは00(ダブルゼロ)カー。競技車が走行する直前にスペシャルステージ(SS)の安全をチェックする0(ゼロ)カーの前に、安全確認のために走行するオフィシャルカーの1台です。ラリーは封鎖されたタイムアタック区間であるSSと、その移動区間である公道を使う競技です。FCVラリーカーはこの両方を走行し、競技車両の安全確保を行う重要な役割を果たしました。

車両はGAZOO Racingの手によってロールケージや専用シートのほか、チューニングが施されたサスペンションにアンダーガードやマッドガードを装備。先日の大阪マラソンで走った時とはカラーリングも雰囲気もガラッと変わっています。

FCVがラリーの場で走行するのは初めてのこと。開発を担当された方にお話を伺うと「FCVは環境対応車ということで開発していますが、新城ラリーは本社のある愛知県で開催されるイベントですし、競技車が走行するような道を走ることで、その信頼性を明確にアピールすることができると思います。また、我々は環境対応車においても“乗っていて楽しいクルマ”を目指して開発しています。そういった部分も見て頂けると思います」とその狙いについて教えてくれました。

また、4輪ともモーターで制御され、走行音は非常に静か。先ほどの開発者の方も「非常にトルクが太く、モーターの特性として操作への応答性もいい。したがってワインディングやコーナーの立ち上がりなどでも、ドライバーの思ったとおりに走ることができると思います。今回のボディは捩り剛性を向上させてきています。それによって乗り心地も非常に良いと思います。
また、制御ユニットなどの重量物を床下にレイアウトするため、通常のクルマよりも10mm以上、低重心となっています。車体の中央寄りにウエイトがあるので、前後バランスもよく、乗っていて気持ちいいクルマだと思います」と特性について言及しくれました。

気になるドライバーですが、この日の午後は、モリゾウこと豊田章男トヨタ自動車社長が自らステアリングを握り、SSを走行! 新城市山間部のワインディングロードや観客が集まる新城総合公園内のSSで、FCVの走りを披露しました。

豊田社長は「今回ラリーのステージでFCVをドライブしましたが、非常に未来を感じながら走ることができました。ひと言で言うと、最高です。環境車でありながら、ファン・トゥ・ドライブを体現したクルマです。かつ高級感もある乗り味で、道を選ばない。非常にお楽しみ頂けると思います。また非常に静かで、運転をしていてもこれまでと景色が違ったように見えます。自然の音を感じて、一体になれます。いいクルマに仕上げてくれたと思います」と笑顔でインプレッション。

今後の展望については自動車メーカーだけではなく、インフラ整備なども含めて時間はかかるでしょうが水素社会の到来を楽しみにしていますとも語った豊田社長。11月2日には、「新城ラリー」と併催されるトヨタ車のワンメイクラリー「TRDラリーチャレンジ」に86で出場。気迫あふれる走りにも注目が集まります。

(CINQ サンク)

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