トヨタが交差点事故を撲滅する予防安全システムを実用化!

clicccar / 2014年11月8日 8時3分

近年のモータリゼーションの中で非常に重要な技術となって来ているのが「ITS」(高度道路交通システム)。

警察庁が発表した「平成26年中の交通事故発生状況」統計によると、今年9月末までに全国で発生した累計約42万件の交通事故による死亡者数は約2,800人で、そのうち約半数となる46.6%の方が交差点事故で亡くなっています。

車・車間事故では「出会い頭衝突(33%)」、「右折時衝突(13%)」が特に多く、対人事故では「道路横断中(68%)」が圧倒的な割合を占めている状況。


(出展 トヨタ自動車)

そこでトヨタ自動車ではこうした事故を未然に防ぐべく、新たに開発した次世代の「インフラ協調型運転支援システム」をお膝元の愛知県豊田市で半年間に渡ってデータ採取、実証実検を通して効果を確認したそうです。

同社の現行の安全運転支援システム「DSSS(ドライビング・セーフティ・サポート・システム)」には交通インフラとの連携により一時停止や赤信号の見落とし防止、車両前方の死角に存在する車両を予めドライバーに知らせる機能などが搭載されています。


(出展 トヨタ自動車)

今回、インフラ協調に加えて「車・車間」や「人・車間」通信による出会い頭衝突や右折時衝突の未然防止に向けた支援効果について実証確認されました。


(出展 トヨタ自動車)

実証実検に使用されたのは以下の各種システム。

<右折時衝突防止支援システム>
交差点での右折時、対向車の影に隠れて見えない直進車の存在をドライバーに知らせるもので、道路に設置した光ビーコンから信号を受けると作動開始。道路に設置されたカメラやセンサーが、700MHz帯の通信網で対向車情報を表示。

トヨタによると実証試験の結果、見通しの悪い交差点で54%、見通しの良い交差点で10%の不適切な発進を抑制する効果が有ったとしています。 

<歩行者横断見落とし防止支援システム>
道路に設置されたカメラやセンサーが横断者を検知、ドライバーに注意を促す 

<出会い頭衝突防止支援システム>
信号の無い交差点に進入する際、車・車間通信により接近車両の状況を「見える化」、位置情報をリアルタイムにやりとりすることで交差点への安全な進入をサポート

<緊急車両情報提供システム>
緊急車両が発信する位置情報を受信、近付いて来る方向を表示、進路を塞がないように路肩への停止を促す

<歩行者情報提供システム>
人・車間通信により、走行するクルマに接近する歩行者の位置を表示、ドライバーに徐行や停車を促す

また、交差点での安全な通過に加えて信号による渋滞低減、燃費向上に向けた各種支援機能も搭載。

<信号情報活用運転支援システム>
・赤信号減速支援
通過しようとする信号が変わるタイミングを事前にドライバーに知らせるもので、赤信号に変わって慌ててブレーキを踏んだ際などの後続車両追突を防止すると共に、青信号を連続して通過できよるよう適正な走行速度を表示

・発進遅れ防止支援
信号が「青」に変わるタイミングをドライバーに事前に知らせるもので、発進遅れによる急発進や後続車への迷惑を防止

トヨタ自動車は今後もこれらの運転支援システムにより、交差点を中心とした交通事故死者数の抜本的削減に取組んでい行くとしています。

clicccar

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