人気峠1位の伊勢志摩スカイライン『86S J006 in ISE SHIMA』開催【86誕生3年目の魅力 その1】

clicccar / 2014年11月11日 12時18分

秋も深まる11月第1週目の週末、東海エリアは86ファン、ラリーファン、スポーツカーファンそしてクルマファンのためのイベントで大いに盛り上がりました。

 11月1日土曜日。
スポーツカーファンの人気投票により人気ナンバーワンとなった三重・伊勢志摩スカイラインの一部を貸し切って、トヨタ86ユーザーのためのイベント『86S J006 in ISE SHIMA』が開催されました。

 このイベントには85組(1組欠席)の86オーナーとその同乗者が参加し、主催者により企画・準備されたイベントコンテンツを体験・体感するとともに、多田チーフエンジニアを始めとするトヨタ自動車のスタッフとの対話やオーナー同士の交流を楽しんだのでした。

その一部を写真とともにご紹介しましょう。

 ①86S J006 in ISE SHIMAバナーへの寄せ書き


受付が終了したオーナーはまず、イベント参加の足跡としてイベントバナーへの寄せ書きを行いました。このバナーは今後も会場に掲示され、86Sの歴史と参加者の足あとを物語ることになるのです。

 ②華やかなオープニング
 
J-WAVEの人気DJであり、最近は『みんなのモーターショー』というイベントを主宰しているピストン西沢氏(写真右)の軽妙なMCでイベントはスタート。多田チーフエンジニア(以後多田CE/写真中央)、喜馬克治主査(写真左)のトークがさらに場を盛り上げます。

また、東海・関西地区から集まったAREA86マスタースタッフもウェルカムムードを高めます。

 ③86Sフォトスポット

プロカメラマンがプロデュースするおすすめ絶景スポットで記念撮影。晴れていれば背景に伊勢湾が広がる絶景だったのですが、少しばかり幻想的な風景となりました。。。

④ピストン西沢氏プロデュースによるBBQ
 

ピストン西沢氏の指導でBBQが始まりました。特別メニューは860gのどでかいビーフ。決め手は86Sの焼印!多田CEも大興奮でした。

⑤マル秘トーク炸裂のCEミーティング
 

多田CEを囲んでのCEミーティング。自動車メディアの記者に対してはなかなか答えていただけないような鋭い質問や、好きなスイーツについてのかわいい質問も炸裂。

⑥ユーザーオリジナルの86S展開の提案が
 

86SOCIETYと呼ばれる86オーナー交流サイトのブースでは、ユーザーが独自で開催するオフ会が『86S』として登録可能なことをPR。「こんな86S、やってみたい!」という『MY 86Sアイディアコンテスト』が実施されました。 

その他、特設コースでのサイドターン体験や、86マニアクイズ、TRD/TOM’S/モデリスタの3社によるカスタマイズ講座、三重トヨタAREA86ブース展開、伊勢志摩スカイラインパレードランなどなど、盛りだくさんな内容となりました。

 とはいえ、ここまで写真をご覧になってわかるように、正直に言いますと当日はお世辞にもイベント日和とはいえない(時に激しい)雨と霧と寒さに悩まされた一日だったのです。

参加者のみなさんが厳しいコンディションの中で、どのようなマインドですごしているのかが気になり、何名かの86オーナーさんにお話を伺いました。その一部をご紹介しましょう。

「86Sには初参加です。こんなワクワクな感覚は久しぶりですね~。仕事に余裕ができて、これからの人生を楽しむのにぴったりなクルマだと思っています。まさに『青春』のクルマです」とは名古屋から参加の東谷さん。

「箱根、伊吹山についで3回目の参加です。いつの間にか86オーナーの仲間が増えて、最近はよくみんなでターンパイクに集まっています」とは東京から参加の中尾さん。

「同じクルマと仲間が集まるイベントは本当に楽しいです。トヨタがこうしてプッシュしてくれるのはいいことですね。ほかも日本のクルマメーカーも、こうしてスポーツカーの文化を広めてほしいと思います」とは中村征司さん。

「ミニバンからの乗り換えで86オーナーになりました。伊吹山の86Sのすぐ後くらいに納車だったのですが、伊吹山、本当は行きたかったんですよ! なので、今回参加できて本当に嬉しいです」と井戸さん。

「正直、スポーツカーは憧れで終わるものだと思っていたんです。それが86を見て一目惚れでした。今では週末の楽しみとして峠のドライブを楽しんでいます。86Sは伊吹山も参加しましたが、スタッフの運営、動き、オーナーを迎えるプランの良さにいつも驚いているんです」とは坂本克彦さん。

 

天候や運営に対する文句は一切ないどころか、どなたも過酷なイベント環境を逆に楽しんでいるようでした。

 

どうして86オーナーの皆さんは、こんなにいい人ばかりなんでしょう。

当日、オーナーの皆さんとイベントを楽しんでいた喜馬克治主査に伺いました。
喜馬さんは、86Sを始めとする86のカルチャー展開を推進してきた中心人物のひとりです。

「こんな天候でも、参加している皆さんが(イベントを)盛り上げるために(協力しながら)盛り上がっていただいている。本当にありがたいです。(現在の状況は)うまくいっている、いや、うまく行きすぎていると思っているんです。我々自動車メーカーの立場としては、『86はこうあるべきだ!』というような偏見をもたないようにすることを心がけてきました。つまり『誰か』が中心であったり、『こう楽しむべきだ』ということをユーザーに押し付けるのではなく、ユーザー自身が主役であり主体となるよう、『ユーザーとユーザーの間に入ること』が自動車メーカーの役割だと考えています」と喜馬さん。

大雨が降って、足がびしょびしょになり、写真を撮っても背景は真っ白。そんななかでも笑顔で楽しめる。それは、自動車メーカーになにかを押し付けられているとか、『参加してあげている』的感覚ではなく、ユーザー自身が主体となって楽しんでいるからなんですね。

そして、イベントの運営スタッフは、そうしたお客様を徹底的におもてなしする。こうした良好な相互関係が、この2年半にわたって築かれてきたようです。

喜馬主査は、「SOCIALが後押ししてくれている」ことがこうした要因のひとつだと言います。つまり、ユーザーが主体となり、メーカーがサポートしながら86を中心としたスポーツカーのカルチャーが形成されていますが、そのカルチャーの伝播には、ユーザー間のさまざまなコミュニケーションが不可欠だと言うことでしょう。ユーザー自らがオフ会やfacebookなどで86やスポーツカーの面白さを発信したことが、現在の「うまくいきすぎている」環境を形成しているのだと、喜馬主査は分析しています。

 86の生みの親、多田哲哉CEは会場で多くの楽しそうなユーザーを目にして

「一度途絶えてしまったトヨタのスポーツカーの文化は、ようやく復活したところです。これを絶やしてはいけないし、受け継いで行かなければいけません」と、語ってくれました。

会社の事情でスポーツカーの文化が途絶えたことを経験している多田CEならではのコメントですが、それは、今のトヨタ自動車の強い決意でもあると聞こえるのです。

【その2】にて『新城ラリー』での様子をご紹介します。

(ハイパーレブ・プロデューサー 渡辺文緒)

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