スバル新型レガシィB4に公道試乗。万人向けになったボクサーセダン

clicccar / 2014年11月8日 11時33分

2014年10月24日に発表されたスバル・レガシィB4とアウトバックに公道で乗ることができました。6代目となるレガシィB4(セダン)は、どのような進化を遂げているのでしょうか。

試乗できたのは、新色のラピスブルー・パールの標準グレード。新型レガシィB4はシンプルなグレード体系で、エンジンは2.5リッター自然吸気4気筒(もちろん水平対向!)のみ。駆動方式はスバルのアイデンティティでもある「シンメトリカルAWD」で、標準グレードと18インチタイヤを履く「リミテッド」の2グレードとなっています。

ですから、パワートレインについては、どちらのグレードでも印象は変わらないといえます。 

さて、ファブリックのシートに座り、標準装備されている10wayパワーシートでポジションを合わせ、ステアリング右奥のプッシュボタンを押してエンジンを始動します。

そしてスルスルと走りだした第一印象は……、静かだ! というものでした。

これまでのレガシィではエンジンやトランスミッション由来のノイズが気になるシチュエーションでも、かなりノイズの消されたキャビン空間となっています。

ただし、アクセルを踏み込むと心地よいエンジンサウンドが聞こえてきますから、単純に消音したという話でもなさそうです。

開発したエンジニア氏に伺うと「いろいろなノイズを消していくと、どこかで一定の周波数だけが耳につくことがあります。そこで、一定のノイズが生まれないように考慮しています」。

パワートレイン由来のノイズは、エンジンとトランスミッションそれぞれから生まれるものですが、新型レガシィではそれぞれの担当者が協力してノイズを減らす(ドライバーが気にならない)ように工夫したということです。

たとえばエンジンでいえば、4-2-1の新レイアウト・エキゾーストマニホールドにしているのは、排気振動を低減するなど静粛性にも貢献しているといいます。

また、トランスミッションでいえば、アクセルを大きく踏み込んだときには、エンジン回転を一定にせず、ステップATのように変速させるのも、ノイズをサウンドに変えたポイントといえそうです。

その一方でパワートレイン全体においては、スバルらしい味付けは、かなり薄まっているようにも感じます。長年のスバルファン向けにレヴォーグ(ワゴン)やWRX S4(セダン)という新モデルをラインナップに加えたことで、新しいフラットなテイストが可能になったという見方もできそうです。 

新型レガシィB4の全幅は1840mm。大きくなったと言われていた従来モデルより60mmも幅広くなっています。さすがに、これだけ大きくなると街乗りでの取り回し性にネガあり、と思うかもしれませんが、実際に公道を走ってみるとそれほど大きくなった印象がないことに驚かされます。

おそらく、その理由のひとつは、ドアミラーが小ぶりなこと。実際、ミラーの外側でいえば片側10mmしか大きくなっていないといいますし、ミラーが小さいことですれ違いなどでの心配が減るためボディが大きくて扱いづらいという感覚は薄いといえそうです。

また、フロントまわりの見切りがよく、タイヤの位置がわかりやすいことも、ボディのサイズアップに関するネガを消している要素といえましょう。

2.5リッターという排気量、グローバルサイズのボディなどスバルのフラッグシップにふさわしいプロフィールながら、レギュラーガソリン仕様であり、標準グレードで2,862,000円、上級のリミテッドは3,078,000円(メーカー希望小売価格・消費税込)というリーズナブルな価格を実現しているレガシィB4。

2グレード展開で、月販目標は400台と控えめですが、これまでのスバルファンとは異なるユーザー層へも大いにアピールしそうな、普遍的なミッドサイズサルーンとして洗練したニューモデルに仕上がっています。

●スバル・レガシィB4 主要スペック
車両型式:DBA-BN9
全長:4795mm
全幅:1840mm
全高:1500mm
ホイールベース:2750mm
最低地上高:150mm
乗車定員:5名
車両重量:1530kg
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC ポート噴射
エンジン型式:FB25
総排気量:2498cc
最高出力:129kW(175PS)/5800rpm
最大トルク:235Nm(24.0kg-m)/4000rpm
燃料消費率:14.8km/L(JC08モード)
駆動方式:AWD
タイヤサイズ:225/55R17
エコカー減税:取得税60% 重量税50% 軽減

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