トヨタがブラジルから政府施策を受けて「ETIOS」輸出攻勢!

clicccar / 2014年11月17日 8時3分

ブラジルはGMやフォード、フィアット、VWなどが大きなシェアを占める市場。

そうした中でトヨタのシェアは5%強で第7位のポジション。同社は1958年に海外進出の先駆けとしてブラジルに生産事業体を設立。

(出展 TOYOTA BRASIL) 

ランドクルーザーを10万台以上生産、1998年からは「カローラ」を生産するなど、ブラジルの新車市場の一翼を担って来ました。

一昨年9月には6億ドルを投資した同社3番目となるソロカバ工場が稼動。従業員数約1500名、生産能力7万台/年の工場で、インド工場と同様に海外戦略車「エティオス(ETIOS)」を生産しています。

ブラジルで2012年に同車を発売した当初は内外装の評価が芳しくなく苦戦、その後短期間で仕様を見直したことで現在は徐々に挽回しているそう。

そうした中、ブラジルトヨタは今年11月からこれまでのアルゼンチン向けに加えて南米ウルグアイとパラグアイへの輸出を決定。

日経新聞によると、ブラジルの労務コストはインドの4倍以上、中国の約2倍だそうで、人件費の高騰や為替採算の悪化で輸出競争力が落ちており、今年4-6月期の生産額全体に占める輸出額の比率はに19.2%と、ピークだった2007年1-3月期の22%から減少している状況とか。

そこで政府は今年10月から輸出売り上げの3%分を税金で還付することを決定。これが今回輸出先を拡大する動きの一因になっている模様。

ウルグアイとパラグアイ向けの輸出には関税がかからない事も背景に有るようです。 

ブラジルは輸入車に対する関税が高く、完成車を輸入すると35%、部品の輸入にも15%程度かかるそうで、しかも現地生産しても車両価格の約半分を税金が占めると言います。

とは言え、ブラジルはこれまでの10数年で自動車市場が2倍以上に成長、今や年間330万台の新車販売を誇る魅力的な市場。

トヨタによれば今回の両国への輸出は小さな一歩に過ぎず、チリやペルーなどへの輸出も視野に入れ、今後3年程度で輸出を倍増となる3万台/年規模に伸ばしたいとしており、厳しい環境の中でも輸出台数と地域を広げて行きたい考え。

労務コストが高い中、北米やタイで作ってブラジルに輸出した方が安くなると言われないようにブラジル現地生産の競争力を高めて行きたいとしています。

■TOYOTA ETIOS
http://www.toyota.com.br/modelos/etios-hatch/

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