トヨタ「MIRAI」とホンダFCVとの違いはここ!

clicccar / 2014年11月20日 11時33分

トヨタ自動車が来月15日に発売を予定している世界初の量産FCV「MIRAI」のスペックを公開しました。

「MIRAI」は、水素と酸素の化学反応を利用して電気を作る発電装置(燃料電池)を搭載した、4人乗りの4ドアセダン。

約3分間の水素充填で650km(JC08モード)の走行が可能、排出するのは水だけの「究極のエコカー」。

全長4,890mm、全幅1,815mmと、同社のクラウン並みのサイズで、全高は1,535mm、ホイールベース2,780mm、車両重量1,850kgとなっています。

また、来夏からの欧米等への輸出を考慮した最高速度175km/hの実力を持つゼロエミッションカーであることが判明しました。

FCVの心臓部となる燃料電池「FCスタック」の体積出力密度は3.1kW/L、駆動用モーターの最高出力は154ps、最大トルク34.2kgmとなっています。


(出展 トヨタ自動車)

コンパクトながらも高性能な「TFCS(トヨタフューエルセルシステム)」を搭載。

燃料電池による発電のメカニズムは水の電気分解と逆で、高圧タンクから送り込まれる水素と、空気中から取込んだ酸素をFCスタック内で化学反応させることで電気を発生、モーターで走行する仕組みとなっています。

車両前部にPCU(パワーコントロールユニット)やモーターを配置、FCスタックや水素タンクを車両の中央部床下に配置することで、低重心かつミッドシップのような優れた前後重量バランスを実現。

大人4人が快適に移動できる室内空間と広いトランクスペースを確保しています。

ちなみにFCスタックは厚さ1.3mmのセル370枚から構成されており、最高出力114kWの電力を瞬時に発生させます。これは一般的な家庭用燃料電池(0.7kW)の160倍以上のパワーに相当。

水素燃料を70MPaで充填可能な高圧タンクを2本搭載しており、ガソリン車と同等の安全性を確保すべく80km/hで後続車に追突されてもびくともしない丈夫なタンク構造。

床裏は空力に配慮してカバーで覆われており、凹凸の少ないフラットな状態。

また災害などの停電時に約60kWhの大容量、かつ最大9kWの電力供給能力を持っており、トランク内に設けられたCHAdeMO端子からの電力利用が可能となっています。

一方のホンダも17日、燃料電池車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」をワールドプレミア。

このコンセプトカーをベースにした新型FCVを2015年度中に発売予定で、その後欧米に展開して行く予定といいます。

FCスタックの最高出力は100kW以上、体積出力密度3.1kW/L、70MPaの水素タンクを2本搭載しており、トヨタとほぼ同等のスペックとなっています。

FCスタックを含むパワートレインを車両前部ボンネット内に集約しているところがトヨタと異なるポイントで、将来のFCV普及期に備えたレイアウトにしているそう。

5人乗りでJC08モードでの航続距離は700km以上、駆動用バッテリーはトヨタがニッケル水素なのに対してホンダはリチウムイオンバッテリーを採用しています。

723.6万円(補助金込みで約520万円)、6色のボディカラーで発売予定の「トヨタ MIRAI」、そして来年中に発売予定とされるホンダ製のFCVが燃料電池車普及の尖兵として、日本の技術力を海外に向けて大いにアピールすることになりそうです。

■トヨタ MIRAI Webサイト
http://toyota.jp/sp/fcv/?adid=ag219_cojp_fcv&padid=ag219_cojp_fcv

clicccar

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング