トヨタが2017年までに「予防安全技術」を全車に導入!

clicccar / 2014年12月5日 8時3分

トヨタ自動車が先頃、事故を未然に防ぐ複数の予防安全技術を組み合わせて商品化した予防安全技術パッケージ「Toyota Safety Sense (トヨタ・セーフティ・センス)」を2015年から導入すると発表しました。

これまで同社が進化させてきた予防安全技術のうち、衝突回避支援や被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ(PCS)」、車線逸脱を警告する「レーンディパーチャーアラート(LDA)」、夜間のハイ/ロービームを自動で切替えて前方視界確保を支援する「オートマチックハイビーム(AHB)」等、複数の機能をパッケージ化したもの。

「Toyota Safety Sense」ではコンパクトカー向けを主とした普及版の「C」タイプと、中・上級車向け「P」タイプの2種類を設定。

ちなみに両タイプでは使用するセンサーの種類が異なっています。

 (出展 トヨタ自動車)

既存のセンサーにはそれぞれ一長一短が有るため、「C」、「P」両システム共に2種類のセンサーの組合せとして雨天などの悪条件下における認識性能の向上と信頼性向上を図ったと言います。

パッケージ名の「C」と「P」はカローラとプリウスをイメージしている模様。

「Toyota Safety Sense C」では前述の3機能を備えつつも、リーズナブルな価格に抑えて普及を加速させる狙いが有り、「PCS」は約10-80km/hの間で作動、約30km/hまでの速度差なら衝突回避が可能で対車両追突事故の80%以上をカバー。

「Toyota Safety Sense P」の場合は歩行者検知機能が付加され、約30km/hまでなら「人」との衝突回避が可能となっており、対車両の場合は約10km/h~最高速度までの幅広い速度域で作動、約40km/hまでの速度差なら衝突を回避することが可能。 

またITS専用周波数(760MHz)による「路車間」・「車車間」通信により、車載センサーだけでは捉えきれない情報を取得、自律系の安全運転支援システムを補完する「協調型運転支援システム」を「Toyota Safety Sense P」のオプションとして日本国内向けの一部新型車に設定する計画。

具体的には「路車間通信」により見通しの悪い交差点周辺において、道路に設置されたセンサーが検知する対向車・歩行者の情報を取得するほか、クルマ同士の接近情報を「車車間通信」により取得することで、ドライバーに注意を促します。

また「車車間通信」による「通信利用型レーダークルーズコントロール」は先行車両の加減速情報を活用することで追従精度を高め、燃費向上や渋滞の解消などに寄与。

トヨタはこれらのシステムを2017年までに日米欧で販売するほぼ全ての乗用車に装着する計画で、2014年10月に設置されたITS Connect推進協議会への参画を通じてシステムの円滑な導入と本格普及に向けた環境整備に取り組んで行くとしています。 

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