年末年始も注意!速度取り締まり情報を公表するのは警視庁だけじゃない!!

clicccar / 2014年12月27日 19時3分

環状八号線外回り。練馬トンネル内での光電管式ネズミ捕り。時間は午前9:00。トンネルを出た側道で待ち受けています。もちろん環八は全線重点取り締まり道路(場所)です。

結局「都内の主要一般道、高速道路のすべてが重点取り締まり場所です」といわれても……。すべてがすべて過ぎて、困っちゃいます!? 

ちなみにホームページによるこうした情報公開は、警視庁(東京都)に限らず全国の警察で実施されているものです。


環七内回り。大和陸橋手前の光電管式ネズミ捕り。光電管ユニットを三角コーンを倒してカバーしています。午前10:30。

12月12日から13日にかけてのTV・新聞報道では、警視庁が警察署ごとの具体的な速度取り締まり情報をホームページで公開したニュースを大々的に扱いました。

●速度違反取締路線公表して取締りへ 警視庁(12月12日 12時37分 NHK NEWS WEB)
●速度取り締まり路線公表=ドライバーに安全運転促す—警視庁(時事通信 12月12日(金)18時18分配信)
●速度違反の重点取り締まり場所を公表 警視庁(2014年12月13日03時00分 朝日新聞デジタル)

「速度違反を重点的に取り締まる場所を、警視庁が初めてホームページで公表した。あえて取り締まる場所を知らせることで、注意を促し、重大事故が起きないようにするねらい。…」

ネットで「速度違反取締路線公表 警視庁」などのワードで検索をかければ、多数ヒットします。

しかし、ホームページでこうした情報公開を行ったのは警視庁だけではありません。

この報道は、警視庁の記者発表に基づくもので、東京=警視庁管内に限ったニュースになっていますが、実際には全国の警察が「速度違反の取り締まりを重点的に行う場所と時間を事前にすべて公表」しています。

全国的にこうした情報公開が行われたのには経緯があります。

2013年12月、「交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方 に関する有識者懇談会」が提言を出しました。その提言に基づき、警察庁が全国の警察に「国民に対して取締りの必要性や効果をちゃんと説明し、取締り管理の考え方についての情報発信」を行うよう通達し、その通達を受けて各都道府県警が「速度管理指針」を、全国で1100を超える警察署ごとに「速度取締指針」のホームページを作成したという次第です。

警視庁の「速度管理指針」(参考)都道府県警は概況を説明しています。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/sokudo_sisin/sokudo_sisin.htm 

東京都・赤羽警察署の「速度取締指針」(参考)では所轄エリアの取り締まりを説明しています。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/sokudo_sisin/10/akabane_sokudo.pdf

北海道・帯広警察署の「速度取締指針」(参考) 
http://www.obihiro-syo.police.pref.hokkaido.lg.jp/koutsu/26/sokudo.pdf


兵庫県・朝来/養父/美方警察署の「速度取締指針」(参考)
http://www.police.pref.hyogo.jp/seikatu/speedsisin/data/g18.pdf

気になるエリアがあれば、都道府県警の「速度管理指針」を押さえたうえで各警察署の「速度取締指針」を検索してみましょう。各警察所轄エリアの「速度取締指針」には、「重点路線、重点時間、区間、規制速度」等が表や地図になっていたりして、その指定理由が説明されています。

項目はほぼ同一ですが、都道府県警によって説明方法は多少違います(同一県警の各警察署の「速度取締指針」は基本同じフォーマットです)。

そこでは事故の発生件数や、走行速度が高いと事故被害が大きくなる等、各警察署管内での速度取り締まりの理由&必要性が解かれ、取り締まりの理解を深める(求める)ものになっています。通達に応えるものだから、当然ですね。

さて、その具体的な内容ですが、一見するとかつてない突っ込んだ速度取締り情報公開のように見えます。
しかしながら、例えば都内の各警察署の具体的な重点路線も、所轄エリアを繋ぎあわせれば結局、都内主要幹線全線になってしまいます。(元もと警視庁から重点路線が指定されています)

高速道路交通警察隊の重点路線を見れば、もっと端的にわかります。高速道路全線が重点路線になっているのですから。

しかも、「指定した路線・時間帯以外においても」取り締まりますと逐一赤字で注記されています。
要は、都内すべてを取り締まりますということに──これも当然の帰結でしょう。(全国も同様です)

ですが、これでは「意味があるように見えて、実はあまりない」建前情報だと思われてもしかたありません。


高速道路の速度取り締まりはオービスと(覆面)パトカー追尾で。写真は関越道下り。60キロポスト付近。午後3:30。

とはいえ、この全国都道府県警の「速度管理指針」、そして各警察署の「速度取締指針」は警察の速度取り締まりの基本となるものです。その意味で事故防止の観点から「速度取締り」をあらためて検証するにはいい素材だといえるでしょう

ただ、速度取り締まりは総じて午前中(6時〜)が多いことなど、重点時間は「具体的な」参考になりそうです。


兵庫県豊岡市。国道426号、東行き。“卵かけごはん”で有名な“但熊”の先でレーダー式ネズミ捕り。


レーダーの向こうに停止係が待ち構えています。時間は午前11:00。

こうして見ると「速度取締指針」はその基本コンセプトからして、より具体的で有効な取り締まり情報を求める向きには、あまりに建前過ぎて不満が残ります。「速度取締指針」には肝心な取り締まり場所のピンポイント情報や日にち(曜日)情報はありません。

その点、現実的には「こんどの公開交通取締りは、いつ・どこで・なにを」といった従来通りの「公開交通取締り情報」の方が、注意喚起も含めてドライバーにはお役立ちのような気がします。

地域によって差がありますが、日時、場所、内容に関して結構具体的な情報公開も行われています。

ちなみに、東京都(警視庁)の「公開交通取締り」情報では「12月13日午前7-9時の一斉速度取締り(534件摘発)」に次いで、「19日(金曜)夜間の飲酒運転 一斉取締り」が予定されています。

「飲んだら乗るな」は予定日に限りません。これからの年末年始、誘惑に負けないようにくれぐれもご注意を!

(I&I PRESS)

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