2014-15年のイヤーカーにスカイラインを推すこれだけの理由

clicccar / 2015年1月5日 11時33分

数ある自動車関連のイヤー賞の中でも、もっとも権威があると(ごく一部で)言われているかもしれないCCOTY(クリッカー・オブ・ザ・イヤー)。

そんなCCOTYでボクがトップの点数をつけたのは、なにを隠そうスカイラインです。そう、インフィニティですよ。

どうしてかって? それは見て乗った瞬間にコレスゲー!! と感じたからに決まっているじゃないですか。50mも走らずにボクのいいクルマレーダーがビンビンに反応しちゃったわけです。

……嘘です。ちょっと言い過ぎました。

あいにくボクはそんなにいいセンサーを持っていません。だけど、触れて乗ってみたらジワジワとスカイラインのよさが伝わって来ました。今日は、僕がCCOTYでスカイラインに満点をつけた理由を3つお伝えしましょう。

1.新しいチャレンジ「ダイレクトアダプティブステアリング」が凄い

スカイラインに採用されている先進アイテムといえば「ダイレクトアダプティブステアリング」です。車のステアリングは普通タイヤと機械的に直結しているのですが、実はスカイラインの「ダイレクトアダプティブステアリング」装着車はつながっていません。電気信号だけでやり取りしているのです(量産車世界初)。

凄いんですよ、ハンドル操作を電気信号に変えて、モーターがステアリングを切るのです。えっ、ラジコンみたい? だけどラジコンと違うのは、ちゃーんとステアリングインフォメーションが手に伝わってくること。タイヤへの入力を電気信号に変換し、そのなかから衝撃などはカットして必要なものだけをステアリングそしてドライバーに伝えているのです。

どうしてそんなシステムが必要なのか? 現段階でのメリットは路面の凹凸などの振動をドライバーに伝えないことや轍などを自動修正して直進性が高まること、そして走行シーンに応じてハンドリングを変化させられることくらい。

しかしこれが、クルマの将来を考えるうえで外せないシステムなのです。たとえば自動で行う緊急回避時、もしタイヤの動きにステアリングが連動していたら動きが早すぎてドライバーの手に損傷を与えてしまうかもしれません。しかし「ダイレクトアダプティブステアリング」ならタイヤだけを動かしてそれを防ぐことができます。

将来的には、電子的な介入が増えて事故を避けるクルマになればなるほど、コンベンショナルなステアリングシステムでは対応できなくなるのは確実なのです。サラッと書いていますが、ハンドルとタイヤが直接つながっていないのは革命的な出来事。それを世界最初にやってしまったスカイラインを称えたというわけです。

2.先を行く安全装備

最新モデルだけに自動ブレーキはとうぜん用意しているわけですが、そのシステムがなんとも凝っていて凄い。

レーダーは自車の前を走るクルマだけでなく、その前のクルマまでモニタリング(世界初機能)。前のクルマをチェックするだけでは感じられない前方の状況まで判断して、事故を未然に防ぐのです。ちなみに自動ブレーキは60km/h以下の状況で事故を回避する能力があると公表されていますが、これはかなり高い水準です。

また、レーダーは側方も監視していて、隣の車線に車両がいる状況でレーンチェンジをおこなおうとすると、車両自身がレーン内に戻るようにステアリング操作をアシスト。そのうえ後ろだって、後方時に接近する車両を検知すると自動的にブレーキを掛けて接触を防ぐ仕掛けが盛り込まれています。

実は新型スカイラインは、安全装備に関しても先進装備のデパート状態。買おうと思えば買える、未来の自動車なんです。

3.そして走りが気持ちいい

世間的なスカイラインの悪い評価の一つが、「ダイレクトアダプティブステアリングって違和感あるよね」というものですね。そこはよーく理解していますが、個人的には「そんなことないでしょ?」と強く反論したいところ。

そもそも違和感はシステムに起因するものではなく、システムの味付けによるもの。はっきり言えば、好みの問題なわけです。違和感を唱える人の声を聞くと「クルマの動きが機敏すぎる」ってことらしいですが、個人的にはぜんぜん思いません。むしろこのくらいシャープでいいじゃないか!っていうのが僕の意見です。だってね、とっても気持ちよく峠道を走れるんですよ。お前はスポーツカーか?っていうくらい。というかどう考えてもスポーツカーの走りなんですが。ヤバい、運転が楽しすぎる。

それからハイブリッドシステムも心地よい。世の中には運転がつまらないハイブリッドカーが数多く存在しますが、スカイラインはぜんぜん違います。アクセル操作に対するエンジンの回転上昇がリニアかつ盛り上がる味付けで、パワートレインのフィーリングを楽しめるハイブリッドカーなんですよ。そのうえ笑っちゃうくらい速い。ハイブリッドカーがエコカーの象徴なんていうのは日本だけの認識で、世界的には楽しくて(普通よりはちょっと)燃費がいいこともあるというのが常識。スカイラインはその常識で作られているんです。

最後に……

 よく考えたら、思い切りクルマ好き視点でCCOTYを選んでいましたね、ワタクシ。

でもいいじゃないですか。つまんないクルマなんて所有したくありません、だってクルマ好きなんだから。「No life.No fun fun car!」の精神です。

こうしてライターが選ぶイヤーカーに選ばれたスカイラインですが、本気で買おうとしているあなたのためにアドバイスを。

2.0Lターボの「250GT-t」でもスカイラインの良さは感じられますが、よりスポーティなフィーリングを求めるならハイブリッドモデルの「350GT」がオススメです。ちょっと高いけど、これぞスカイライン!な運転感覚を堪能できますよ。

ではまた来年!

(工藤貴宏@レヴォーグもアクセラもいいクルマですけどね)

clicccar

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