タイでモデューロJAZZが大人気のワケは?

clicccar / 2015年7月1日 17時42分

ホンダ純正アクセサリーの開発・生産・販売を行うホンダアクセス。他の純正アクセサリーメーカーと違うのは、「モデューロ」というカスタマイズブランドを持っている点だといえるでしょう。

日本で代表的な商品といえば、快適性や質感を高めながらもハンドリングを引き上げる“サスペンション”。ルックスをよりスポーティに演出するのはもちろん、空気の力を利用して操安性も引き上げてくれる“エアロパーツ”。見た目や軽さだけでなく剛性バランスまで考慮した“アルミホイール”。「あったらいいな」を実現させるショートパーツ類など、ホンダ車の素性や魅力をより引き上げるアイテムを多数ラインナップしています。

モデューロは、日本だけでなく海外でも展開されています。なかでも日本以上に人気が高いのが東南アジアのタイです。タイは日本と同じくクルマのカスタマイズ文化が浸透しており、モデューロブランドをスタートしてから9年の歴史を誇ります。

ちなみにタイではディーラーOPよりもメーカーOPが中心ですが、ここ数年でディーラーOPの車種設定や用品バリエーションを大きく拡大。元々ホンダアクセス・モデューロがこだわっている品質や耐久性、機能性の高さはそのままに価格をリーズナブルにすることで、装着率も順調に向上しているそうです。

特にJAZZ(日本名:フィット)、CITY(日本名:グレイス)、HR-V(日本名:ヴェゼル)、CIVICの評価は高く、ホンダアクセス・タイランドの売上の7割近くを担うヒット商品となっています。

また、ホンダアクセス・アジア&オセアニアの管轄下であるオーストラリア/フィリピン向けのモデルにはモデューロブランドのコンプリートカーも設定されており、ユーザーへの認知度やブランドバリューも非常に高いのです。今後は、日本でも展開され、高い評価を得ているスポーツサスペンションの投入なども検討しているようです。

 

 

そんななか、6月24~28日にタイ・バンコクにある巨大コンベンションホール「インパクト・チャレンジャー」で行われたタイ最大のカスタマイズカーのイベント、「バンコク・インターナショナル・オートサロン」が開幕。もちろんホンダアクセスのモデューロも出展を行ないました。驚くのは、ホンダアクセス・モデューロ独自のブースが設営されていることでしょう。この辺りも、タイでのホンダアクセス・モデューロの人気の高さが伺えます。
 

ブースには最新のHR-Vを始め、JAZZ、CITY、CIVIC、CR-Vのモデューロアイテム装着車を展示。また、CITYのレーシングコンセプトモデルも参考出品されていました。

レーシングコンセプトは、ホンダアクセス・モデューロが「量産車開発の枠を少し外したときに、どれだけの性能が引き出せるか?」というテーマで製作した研究実験車両で、ホンダアクセス・モデューロ人気の高いタイ市場でのユーザーの反応を見るためのモデルのようです。

ホンダアクセス・モデューロの開発アドバイザーを行なっている土屋圭市さんは「サーキット向けのクルマだけど、しなやかで質感を引き上げる…というモデューロのコンセプトからは外れていないクルマ。誰が乗っても楽しめるクルマに仕上がっているよ」と語っています。このモデルは会場でも非常に人気が高く、多くの人が説明員に熱心に質問したり、細かい部分まで写真撮影をしていたのが印象的でした。

 

オートサロン初日には、土屋圭市さんに加え、スーパーGT「ドラゴ・モデューロ・ホンダ レーシング(#15号車)」のドライバー、小暮卓史選手や、2015年のモデューロスマイル、水村リアちゃんの3人によるトークショーも行われ、多くの現地メディアやお客さんで賑わいました。

  

土屋さんは「ホンダアクセス・モデューロのアイテムは、どの商品も付加価値をさらに高めることを目指す。もちろんカッコ悪ければやり直し(笑)」と言ったような開発裏話も語っていました。小暮選手は、「マシンの調子が非常によかったのですが、満足いく結果が残せなかったのは残念…」と、3日前にチャーン・インターナショナル・サーキットで行われたばかりのスーパーGTでの悔しい心境も報告。

トークショーの後には質問コーナーも用意され、ホンダアクセス・モデューロパーツの性能の話やスーパーGTを戦うNSXコンセプトのメカニズムなど、日本人もビックリのマニアックな質問も次々と!? トークショー終了後には3人にサインや撮影をしてもらうために、多くのファンが長い列を作っていました。

 

タイでのモデューロ人気は非常に高く、現地のホンダ車オーナーにとってモデューロは、憧れのブランドだったのです。そこには、ホンダ車のオフィシャル・パーツであるという誇りも伺えました。タイ以上にモデルバリエーションを持ち、パーツラインナップも豊富な日本市場でも、ホンダ車のことをもっとも良く知っているワークスチューナーとして、モデューロはもっと高く評価されていいブランドだと感じました。

 (山本シンヤ)

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