ボルボが全ラインナップにプラグインハイブリッドを設定、フルEVも2019年までに発売

clicccar / 2015年10月24日 6時3分

ボルボのパワートレーン戦略「Drive-E」は、フォード傘下から離れた同社が練り直した戦略で、6気筒エンジンなどマルチシリンダーを廃止し、4気筒を中心に、将来的には3気筒も含めた戦略。

環境への配慮だけでなく、限られた資源(投資)を有効活用するもので、電動化も選択肢に入っています。

ボルボが今回発表したのは、全ラインナップにプラグインハイブリッド車を設定するという包括的な電動化戦略で、電動パワートレーンを搭載した新型小型車を開発するとともに、フルEVも生産し、2019年までに発売するというもの。

ボルボは、デンソー製インジェクターを採用したクリーンディーゼルエンジンを日本にすでに導入していますが、電動化により環境対策をさらに進めるという決意表明をしたことになります。

電動化戦略は、ボルボの新プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」を採用する90シリーズと60シリーズなどの大型モデルにプラグインハイブリッド車(PHV)を導入することからスタート。

大型SUVの次期XC90のプラグインハイブリッド仕様「T8 Twin Engine AWD」の発売が皮切りになり、今後はさらにプレミアムセダンの新型S90などの新型車にも展開されるそうです。

なお、ボルボ「XC90 T8 Twin Engine」は、7シーターのSUVの中でも最もクリーンで、パワフルなモデルのひとつ。

最大出力は407馬力以上でありながら、CO2排出量はわずか49g/kmで、EVモードでは最大43kmの走行が可能。

100km走行するのに消費する燃料は、世界トップレベルの2.1リットルで、停止状態から100km/hまで加速する時間はわずか5.6秒です

PHVは、新たに前輪駆動の「Twin Engine」モデルにも拡大展開していく予定で、よりコンパクトな40シリーズにも電動化を前提とした新型車を導入し、車種ラインナップを強化。

この新しい小型車は、上記のSPA同様の新プラットフォーム「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)」をベースとし、当初から電動化を視野に入れて設計されます。

次期XC90をはじめ全ラインナップにPHVを設定するのは、車種数が限られているとはいえ、大メーカーにはなかなかできない「小回りが利く」思い切った戦略といえそうです。

(塚田勝弘)

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