【ジャガー・Eペース 試乗】目指したのはスポーツカー・Fタイプの「SUV」版

clicccar / 2018年4月21日 17時33分

ジャガー・Eペースは、全長方向にコンパクトなサイズが魅力のプレミアムSUVです。

立ち位置としてはFペースの弟分にあたります。ちょうどジャガーXFの弟分としてXEがあるように、車名もFとEが呼応しているというわけですね。

プラットフォームはレンジローバー・イヴォークと基本を共有しています。これは横置きエンジンのフロントドライブを前提としているものですから、室内と荷室(通常時577L)は相当な広さが確保されています。

価格はDセグメント・セダンのXEと同じ451万円(ディーゼルエンジン搭載のベースグレード)からで、これはジャガーブランドでの最も買いやすい価格ということになります。

特徴的なポイントは3つあります。

・ジャガーの伝統が反映された内外装
・新世代エンジンと、オリジナルの改良を施したシャシーによる気持ち良い走り
・400万円台中盤からという買いやすい価格設定とそれを実現した技術

では、1つ目の内外装から。

エクステリアはいかにもジャガーといった流れるようなフォルムが特徴です。これはボディの上半分だけを見るとより際立ちます。ちなみにフロントウィンドウの下にはジャガーのイラストが隠れているといった遊びも。

内装はスポーツカーのジャガー・Fタイプと同系列のデザインがなされます。具体的にはセンター部分にドライバーとパッセンジャーを明確に分ける仕切りをセットした点。かつ、そこにグリップ部分を設けているところです。

ATレバーもFペースが採用しているダイヤル式のものではなく、Fタイプと同じスティックタイプになっている点にも注目です。

2つ目の気持ちいい走りについて。ガソリンとディーゼルの全タイプに新世代エンジン『インジニウム』が採用されています。

2L直4ターボのガソリンエンジンは249psと300psの2パターンが用意されていますが、いずれも同クラスの平均値を大きく上回る余裕のある出力が特徴です。

シャシーに関しては前述の通り、レンジローバー・イヴォークと同じプラットフォームを使ってますが、Eペースではフロントサスメンバーの一部をリジット接合とするなどの独自設計としました。

 

これは、よりダイレクトなハンドリングを実践するためのものです。

3つ目は451万円からという価格設定と、それを実現した技術です。兄貴分にあたるFペースはボディ全体の80%をアルミにしていましたが、Eペースではモノコック部分をスチールとすること等で価格の上昇を抑えています。これによってEペースは買いやすい価格になっているのです。

ただしアルミモノコックをやめたから軽量化には無関心かといえばさにあらず。ボンネット・フロントフェンダー・ルーフ・ハッチドアはすべてアルミになっています。

このことによって、絶対的な重量を減らすことはもちろん、SUVで問題になりがちな重心位置を下げることを目指したのです。

つまりEペースは、ハンドリングの良さに関しては妥協せず、しかしFペースとは違う製法によって買いやすい価格を実現した「いいとこ取り」のSUVなのです。

●主要スペック
ジャガーEペース R‐ダイナミックHSE250PS・697万円

全長×全幅×全高:4410×1900×1650mm
車両重量:1890kg
エンジン:2L4気筒直噴ターボ
最高出力:249ps/5500rpm
最大トルク:37.2kgm/1300~4500rpm

(写真/前田惠介、ウナ丼 動画・文/ウナ丼)

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