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嘘の心理学…「優しい嘘」をつかなくてもお互いに幸せになる秘訣は?

ココロニプロロ / 2018年2月17日 15時0分

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嘘の心理学…「優しい嘘」をつかなくてもお互いに幸せになる秘訣は?

綾瀬はるかさんと坂口健太郎さんがW主演を務める『今夜、ロマンス劇場で』が公開されましたね。 モノクロ映画のヒロインと現実世界に生きる助監督の青年との恋という、設定だけ聞くとまるでコメディ。 『プレザントヴィル』という 白黒の教育テレビの世界に入り込んだ姉弟が、モノクロ世界にどんどん色をつけていく映画『カラー・オブ・ハート』を思い出させます。 実はこちらの映画、ガチガチの王道ラブストーリーなんです。 ■お姫様としもべから恋人同士へ 助監督とは名ばかりで、いつも雑用をさせられている牧野健司(坂口さん)にとっての癒しは、映画館「ロマンス劇場」で閉館後に一人『お転婆姫と三獣士』というモノクロ映画を鑑賞するひとときでした。 繰り返し見続けるうちに、ヒロインの美雪(綾瀬さん)に恋心を抱きます。でも所詮、彼女はスクリーンの中だけの存在。 美しい美雪の姿を見て日々のこまごまとした煩わしさを忘れる健司でしたが、ある日『お転婆姫と三獣士』がコレクターに売られ、劇場で観ることができなくなると知らされます。 ショックを受けるものの、健司の力ではどうにもなりません。 最後の上映を心に刻みながら、思わずスクリーンに手を伸ばした瞬間。 突然、雷鳴がとどろき、停電になります。電気が回復したとき、なんと目の前にはあの美雪がモノクロのまま佇んでいたのです。 そこから、二人の奇妙な生活が始まります。 スタートは「お姫様としもべ」という関係でしたが、健司は美雪の無邪気な奔放さに惹かれ、美雪は自分をまるごと受け止めてくれる健司の優しさ魅せられていくのです。 しかし美雪には、ある重大な秘密があって……。 ■誰がための嘘? 美雪は、重要な局面でたびたび「嘘」をつきます。 意地悪でそうしているわけではなく、それが相手の幸せのために必要だと思って嘘をついているのです。 でも、その「嘘」は本当に「相手のため」なのでしょうか。 人は、しばしば「相手のため」と称して、自分の本心を隠す嘘をつきます。 本当のことをいってしまうと相手が傷つくだろうと思って、嘘のオブラートで包み、事実を見えづらくさせるんですね。 しかし実際のところ、嘘が相手のためになるかどうかは本人じゃないと判断できないもの。 もしかしたら、嘘をつかれるより事実をいってほしかった、と思うかもしれません。 相手がどう思うか「わからない」ものに対して、一方的に「これが適切だ」と決めつけてしまうのは、「相手のため」といえるでしょうか。 結局のところ、「独断でついた嘘」は相手の傷ついた顔を見たくない「自分のため」にすぎません。手厳しいことをいうようですが、「自己満足の嘘」なんです。 ■表現の仕方に工夫を とはいえ、なんでもかんでもぶっちゃけていっていいかとうと、そんなことはありません。 例えば、あなたが友達からプレゼントをもらったとしましょう。 プレゼントが自分の好みとはずれていたからといって 「このプレゼント、正直ちょっとイマイチね」 なんていったりはしないでしょう。相手が傷つくのがわかりますから。 だからといって 「これほしかったの!」 と「嘘」をつくのも違いますよね。 では、どのような回答するかというと、 「ありがとう!〇〇のときに活用させてもらうね。」 といったふうに、「嘘」はつかずに確実な「事実」のみを伝えて、感謝を表現するのではないでしょうか。 それがお互いにとって必要な情報ならば、「嘘」をついて隠すべきではありません。 伝えるべきことは伝える、ただし内容によっては表現の仕方を工夫する。そういった切り替えをできるのが、「大人の気遣い」です。 ■まとめ 嘘の心理学、ご理解いただけましたでしょうか。 「嘘」はつまるところ、一時しのぎにすぎません。 「嘘」をつかなくても、物事は解決できます。どうすれば正直な自分のままで、お互いが幸せになれるのか、TPOに応じた演出の仕方を考えてみてくださいね。

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