1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

別れるときに「デート代返せ」と言ってくる男の本音は…【ラブホスタッフ上野さんのダメ男子図鑑】vol.11

ココロニプロロ / 2018年5月18日 11時45分

写真






「男ってなんでこんな行動するの…」理解しがたい行動ばかりのダメ男子…、あなたの身近にもいませんか?女性から見たらダメダメな行動でも、男性にとってはちゃんとした理由があるんです。ここでは、Twitterで20万人以上のフォロワー数を誇る「ラブホスタッフ上野さん」が、その卓越した人間観察眼を活かして「ダメ男子」たちの本音を分析します!

今回は、男女の別れのシチュエーションで「今まで支払ったデート代を返せ!」なんて言ってくる男性の心理を上野さんに解説いただきました。






■別れるときにデート代返せって言う男




「今までのデート代を計算したら30万円だったよ。返してね!」




別れるときに「今まで彼が奢った分を返金しろ」と言われました。そんなことを言う彼はどういうつもりなんでしょうか?彼の本音は?



■男女の関係は投資と似ている?

企業の終身雇用制度は崩れつつありますが、それでも未だに終身雇用を前提としている企業が存在しているのは間違いありません。

終身雇用をするのであれば、新人社員に対して長い目で見た育成が可能になるでしょう。

一般的に企業の育成や研修は長くても3ヶ月くらいのものですが、今後40年間活躍してくれる社員だと思えば1年や2年研修に費やすことも可能で御座います。

企業の費用で大学院に進学するようなシステムはその最たる例であり、30歳で辞めてしまうような社員に対してこんな投資は行えません。投資した以上に企業に利益をもたらしてくれると思うから、企業は社員に投資が出来るのです。

さて、それではここに2人の優秀な悪人がいたとしましょう。

1人目は優秀な大学生。どんな企業でも活躍できそうな優秀な能力を持った人材です。

そしてもう1人はヘッドハンティングで優秀な人材を引き抜くことで成長してきた企業の採用担当。

この採用担当は大学生にこんなことを囁くのです。

「A社に入社して研修だけ受けてこい。そのあとでヘッドハンティングするから。もちろんA社よりも高い給料を用意する」と。

基本的に研修期間の社員は企業にとって負債でしかありません。1円も稼がないくせに給料を払わなくてはならない上に研修費用までかかるのです。

ですのでヘッドハンティングをする企業はそういった利益にならない部分を他社に押し付けて、彼らが研修を経て稼げるようになってからヘッドハンティングをするのです。

これは研修をしていた企業からすればたまったものではありません。

企業の金で研修をしていたにも関わらず、稼げるようになったら他社に行ってしまう。カッコウの托卵※みたいなものでしょう。


※托卵・・・托卵(たくらん)とは、 自分の産んだ卵を他の個体に育てさせる習性のことである。カッコウは托卵を行う鳥類として有名。






■彼はなぜ金を払っていたのか
「金を返せ!」と仰るからには、その男性は少なからず彼女様に対してお金を払っていたことでしょう。

直接現金で渡していたのか、それともプレゼントとして渡していたのかは分かりませんが何かしらの形で金銭を渡していたのは間違いありません。

それでは彼らはどうしてお金を彼女に渡していたのでしょうか?

これは様々な理由が考えられます。

◎結婚前提の関係だったから
もしかしたら将来的に結婚をすることを考えていたのかも知れません。その場合、夫婦の財産は共有財産になるのでお金を渡すのは理解が出来ます。何故ならば自分のお金は彼女のものであり、彼女のお金は自分のものであるという構造になるので、そもそも「プレゼント」という概念が存在しないからで御座います。

この場合、彼は「結婚をする」という前提でプレゼントをしていたので、結婚をしないということになれば「金返せ!」と言いたくなる気持ちは分かります。もちろん結婚相手に選ばれなかった彼に問題があるのは間違いありませんが、気持ちは分かるのです。

◎彼女に愛されるための投資
彼女から愛されたくてプレゼントをしていたのかも知れません。この場合、彼から見れば「投資失敗」という構造になるでしょう。

つまり先ほどの研修の形で言えば「物凄く研修に金をかけたのに、全然使い物にならなかった」という構造です。投資は自己責任であり、投資先を間違えた彼に問題があるのですが「金を返せ」と言いたくなる気持ちは分からなくもありません。

◎彼女に喜んで欲しかった
彼女に喜んで欲しかったから、というのもこの構造に近いでしょう。彼女はそのタイミングでは喜んでいたのかも知れませんが、最終的には別れることになった以上「成果が得られなかった」と考えるのも仕方がないでしょう。

また「一緒に楽しむためにお金を払っているのだから」という理屈も構造的には「彼女に喜んで欲しかったから」という構造と同じです。払った側の自己責任ですので返す必要は全く御座いませんが、彼らの気持ちは分かります。

◎逆に「金返せ」と言わない男は…
逆にプレゼントをセックスへの対価と考えていた男性は「金返せ」とは言わないでしょう。この構造はまさに売春と同じ。プレゼントの対価としてセックスを得ているので文句はありません。風俗でプレイが終わってから「金返せ!」と言う男性がいないのと同じです。

確かに大好きな人の幸せに貢献できたのであれば、お金のことで騒ぐべきではないという意見は分かりますが、綺麗事抜きで別れた相手の幸せを願えるほど人間として立派な方がこの世にどれだけ存在するでしょうか?

私は別れた相手の幸せを願えない方のことを決して「性格のゆがんだ人間」だとは思いません。

人間として極めて普通であり、そんな方に対して「どうして別れた相手の幸せが願えないの?」と口にする人間のほうが性悪であるとすら思います。

■気持ちは分かるがみっともない
私は基本的にデートにかかる費用をほぼ全て自分で負担していますが、別れることになったからといって「金返せ」とは言いません。

これは意地やプライドの問題も御座いますが、あえて言葉にするのであれば「投資失敗は自己責任」という理由になるでしょう。彼女に喜んでもらおうと、彼女に楽しんでもらおうと、彼女に自分のことを好きになってもらおうと思ってお金を支払っていますが、その投資に失敗したということ。

これは完全に自己責任でしかありません。お金以外の面でもしっかりとしていればその投資は報われていたかも知れない。そもそも投資先を間違えたのかも知れない。何れにしても投資は結果が全てであり、そして全ては自己責任です。その失敗を相手に押し付けてはいけない。

ですがそれでも「金返せ」と言いたくなるお気持ちは分かります。実際に口にするのはともかくとしてそんな気持ちになってしまうことは分かるのです。

自己責任であるにも関わらず「金返せ」と叫ぶ姿は確かにみっともないでしょう。だから私は決して「金返せ」と言うべきではないと考えています。

そして理性でその言葉を飲み込んでいる方のことを尊く思います。

「よく言葉を飲み込んだ」と肩を支えたくなります。

その言葉を吐いてしまった方のことを救いたく思います。

「気持ちは分かる。だけどそれはみっともない。それにそんな姿のあなたを誰も愛さない。次の恋人を見つけるためにも今は頑張って耐えてくれ」と言ってあげたい。

アイドルや声優の結婚報道も同じです。

その罵声はみっともない。あなたが勝手に愛して勝手に振られただけのこと。

ですが、その言葉を言いたくなる気持ちは分かるのです。それだけあなたが愛したのだから。

どうか自分のために言葉を飲み込んで欲しい。これ以上、自分を傷つけないで欲しいのです。

「振られた相手の幸せを願え」なんてそんな難しいことは言いません。ただ自分の幸せのためにその言葉を飲み込んで欲しいのです。

振られた相手の幸せを願えない自分のことを嫌いにならないで欲しい。それは人間ならば当然の感情でしょう。

ですが自分のためにその言葉を飲み込んで欲しいのです。あなたのことを振った相手のためではなく、自分のためにその言葉を飲み込んで欲しいのです。


■私の時間を返して欲しい
ご質問者様の年齢は分かりませんが、仮に26歳だとしましょう。

そしてご質問者様と私がお付き合いをし、10年後にご質問者様のことを私が振ったらどう思いますか?

ご質問者様は36歳。良いか悪いかは別にして現実的に婚期を完全に逃してしまっています。

「この10年を返せ」

そう言いたくなりはしませんか?

そんなご質問者様に対して「いやいやお前も楽しんでたじゃん。何言ってんの?」と私が返事をしたら?

別れ際に「金返せ」という方は確かにみっともないでしょう。私もそんな言葉を口にするべきではないと考えています。

しかしそれを言われる側は金を返す必要こそないものの、彼らの気持ちを理解したほうが良いでしょう。そして「何言ってんの?」が相手の気持ちをどれだけ逆撫でするかを理解するべきです。

相手のためではありません。

貴方様が刺されないために理解しろと言っているのです。


■ダメ男子チェック!
男女の別れのシチュエーションでどのように対応するか、ダメ男子ごとにそれぞれ違うようです。表面上は「お金返せ」と言うタイプ、言わないタイプに分かれますが、内心は彼らも色々考えているようです。

◎要注意!ダメ男子キャラ別、別れ際の行動は?



◎何も言わないタイプ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください