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男女のすれ違いが起こる本当の理由…実は「脳の違い」のせいじゃなかった!

ココロニプロロ / 2019年6月22日 11時55分

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男女のすれ違いが起こる本当の理由…実は「脳の違い」のせいじゃなかった!

話題のドラマ『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)の最終回が6月25日に振り替えとなり、ラストへの注目が集まっています。

WEB制作会社ネットヒーローズのディレクター東山結衣(吉高由里子さん)のモットーは「絶対に定時で帰る」こと。仕事中毒の父親を見て育ったため、命を削ってまで仕事はしないという考えが育ったのです。

■「仕事と私、どっちが大事?」問題
ヘッドハンティングによって、結衣の部署の副部長となったプロデューサーの種田晃太郎(向井理さん)は、実は結衣の元婚約者。

ワーカホリックで仕事に没頭するあまり、両家の顔合わせをすっぽかした晃太郎に、当時、結衣は「仕事と私との結婚、どっちが大事なの?」と尋ねました。

「仕事だよ」との返答に夫婦としての未来が見えなくなり、結婚は破談に。でも、上司と部下という関係になって初めて、彼の仕事への情熱と秘めた優しさを知ります。

「仕事と私、どっちが大事なの?」この問いは、女性が男性にするケースが圧倒的に多く、男性が女性に…という例はあまり聞かないですよね。

なぜ女性に多く見られるかと言うと、男性と女性とでは優先順位のつけ方に違いがあるから。そして以前は、物事をはかる方法に脳科学上の「差異がある」ためとされてきました。

■女性脳・男性脳の実態
しかし、数年前、フランクリン医科学大学のLise Eliot(リーセ・エリオット)教授が、ある驚くべき研究を発表したのです。

6,000件を超えるsMRI(構造的核磁気共鳴画像法)検査をメタ分析したら、なんと男女の脳に「差はない」という結果に。つまり、よく耳にする「男性脳」「女性脳」は、脳科学上、存在しないのです。では、どうして男女特有の「傾向」が生まれるのでしょうか。

時代と環境が生み出してきた男女の違い
圧倒的に男性が雇用されやすい時代において、男性は社会の中で往々にして競争を強いられてきました。

厳しい労働道徳のもと、ストレスにさらされながらも出世の階段に挑んでいく彼ら。出世できたら勝ち、できなければ負け。それが当たり前だったので、何かトラブルがあっても誰にも相談せず、他者に依存しない性質が築かれました。

一方、女性は家庭にいて、ご近所付き合いや子ども同士の交流を通じて和を重んじてきたので、話し合いを求める気質が磨かれたのです。結果、愚痴を聞けない男性と論理的思考が苦手な女性、そういった「傾向」が生まれやすくなりました。

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