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「“美人”を使いこなせない」 雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第14回

ココロニプロロ / 2014年12月19日 11時15分

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誰にも言えない、けれど誰かに言いたい、そんな内緒の悩みやモヤモヤ、しょうもないグチからやりきれないつらさまで、穴を掘ってこっそり叫んでみたい気持ちを発散する、「感情の吹きだまり」……。そんな場所がこのコーナーです。あなたのやるせない気持ちを、安心してブチまけてみませんか? 雨宮まみが聞き手をつとめます。長文の投稿歓迎いたします。

(マロンクリーム/30代前半/女性)
こんにちは。私の愚痴は「いつも似たパターンでコミュニティを追い出される」自分の性格についてです。パターンは十年くらい前から分かっているし、対処法もうすうす気付いてはいるのですが、それを実行できません。

例を挙げろと言われたら中学生くらいからたくさんありますが、一番分かりやすいのは昨年、正社員として勤めていた会社を辞めることになった顛末でしょうか。私はもともとメンタルが強くなく、新卒で比較的有名な企業に入社したものの人間関係にへとへとでした。たまに死にたくなり、SNSで「死にたいです」と書き込んでは、誰かに慰めてもらう……。そんな恥ずかしいことをよくしていました。

人間関係のストレスは好きなミュージシャンの追っかけで発散していましたが、深夜のライブもあって夜更かしして会社に行くので、会社でうとうとしてしまうことも多々ありました。それでもなんとか続けていられたのは、とにかく上司が寛大だったから。そもそもその会社に勤められたのも、大学の担当教授に超気に入られ、その口利きありきでした。全くやりたい仕事ではありませんでしたが、地方の女子大から東京に出られるというメリットにつられて決めたところがあります。

雨宮さんならもうお分かりだと思います。SNSで「死にたい」と書いて叩かれないのも、会社で寝ていて許されるのも、コネ入社が出来たのも、私が美人だからです。その上お調子者で、ちょっと媚びたり甘えるのも上手い、らしいです(自覚はありませんがよく言われます)。ですが、この「美人」、コミュニティに入る時は有利に働きますが、それ以降は一個も役に立ちません。というか、私は「美人」を使いこなせません。

会社の話に戻りますが、結局その寛大な上司(既婚)と飲みながら人生相談を頻繁にするようになり、ちょっといいなと思い始めたころ奥様にメールを読まれ、不倫を疑われました。別にやましいところはないのですが、相手を喜ばせたい気持ちで書いたメールの文面は読みようによっては不倫、というかほぼ不倫確定な感じで、またこれまでの素行も良くなかったので社内に味方は誰もおらず、退職することに。教授に報告したら(先生のリクエストで毎年バレンタインチョコを送っていましたから、住所は分かりました)、「それは仕方ないですね」とあっさりとしたもの。また、ミュージシャンの追っかけ仲間も、それまではとても親しくしていたのに「前から距離のとり方が苦手だった」(女性)とか「彼女が嫌がるから一切連絡しないで欲しい」(男性)と次々縁を切られました。

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