数十倍の性能改善を実現させうる列ストアインデックス

CodeZine / 2012年2月21日 14時0分

列ストアインデックスのあるテーブルを更新しようとした時のエラー

 第四世代の次世代製品として、リリース前から注目を集めている「SQL Server 2012」。本連載では、データベース管理者、データベースを使用する開発者にとってのSQL Server 2012のメリットを紹介します。第1回の今回は、SQL Server 2012の全体像と目玉機能の1つである列ストアインデックスについて解説していきます。

■はじめに

 SQL Server 2012(製品名が発表されるまでは、SQL Server Denaliと呼ばれていました)は、さまざまな改善と機能追加、安定性が強化されたSQL Server 2008 R2の後継製品です。SQL Serverの製品担当者によると、SQL Server 2005からSQL Server 2008 R2までが第三世代に位置付けられ、SQL Server 2012は第四世代の次世代製品として、2012年の桜の花びらが散るころにはリリースされるようです(参考:コードネームはDenali/第四世代 SQL Server の世界へようこそ(前編))。

 この連載では、SQL Server 2012が、SQL Server 2008 R2からどのように進化したのかを、追加された機能や改善点を紹介していきます。

■対象読者

SQL Serverを使用するアプリケーション設計、開発者 SQL Serverデータベース管理者 SQL Server 2012の新機能に興味のある方 ■SQL Serverの新機能

 SQL Server 2012の開発コンセプトは、次の3点が提示されています。

ミッションクリティカル クラウドからオンプレミスまで データ活用の拡大  特に「Cloud-ready Information Platform」というメッセージが強く打ち出されており、クラウドデータベースのSQL Azureとの親和性、連携性が強化されています。オンプレミス製品のSQL ServerとクラウドサービスのSQL Azureは密接に連携しています。共通データベース基盤をベースに開発を進めており、共通基盤で対応できないSQL AzureとSQL Serverの差異部分が個別実装しています。そのため、SQL Serverの新機能がSQL Azureに適用され、SQL Azureの知見がSQL Serverにフィードバックされます。

 SQL Server 2012の開発コンセプトとして、1年前は「開発・運用生産性」というテーマが掲げられており、最終的には「クラウドからオンプレミスまで」に置き換えられました。製品テーマとしてクラウドを強調する形に変わりましたが、当初コンセプトである「開発・運用生産性」の向上も進められています。

 表は、SQL Server 2012の代表的な機能を開発コンセプトごとにまとめたものです。さまざまな機能が追加されていますが、「列ストアインデックス」「AlwaysON」「Power View」の3つが特に目玉機能とされています。

SQL Server 2012の開発コンセプト別機能対応表
開発コンセプト 対応機能 1 ミッションクリティカルAlwaysON 2 クラウドからオンプレミスまで SQL Server Management StudioのAzure対応強化包含データベース 3 データ活用の拡大PowerView
PowerPivot 2.0
Data Quality Services 4 開発・運用生産性列ストアインデックス Distributed Replay
SQL Server Data Tools
FileTable、新しいT-SQL関数
SQL Server 2012 Express LocalDB
 本連載では、データベース管理者、データベースを使用する開発者にとってのSQL Server 2012のメリットをご紹介します。



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