ファウンダーに訊く、オープンソースのPaaS環境「Cloud Foundry」の魅力と使い方

CodeZine / 2012年6月12日 14時0分

CloudFoundry.comファウンダー Chris Richardson氏

 4月2日、東京都内にてCloud Foundryユーザ向けの技術イベント「Cloud Foundry Open Tour, Tokyo」が開催された。Cloud Foundryは、2011年4月にVMware社が発表したPaaSオープンプラットフォームである。今回のCloud Foundry Open Tourは東京を含めた世界10都市で順次行われ、Cloud Foundryの魅力や使い方、活用事例などが紹介されている。

■1. Cloud Foundryの魅力

 従来のPaaSの多くは、特定のOSとミドルウェア、開発フレームワーク、アプリケーションサービスセットなどによって構成され、開発者が利用できる機能は限定的なことが一般的だった。そこに切り込んだのがCloud Foundryである。Cloud Foundryではオープン性を第一の特徴として掲げており、Spring FrameworkやRuby on Rails、node.js、Grailsなどといったオープンソースのプロダクトによって構成される。さらに、Cloud Foundry自身もオープンソースになっており、その成果物を自由にカスタマイズして、自前の環境、例えば自社サーバや他社のIaaSなどに展開して利用することができる。オープンソースプロジェクトとしての成果物はコミュニティサイトで公開されている。

 VMware社でSenior Director of Developer Relationsを務めるPatrick Chanezon氏は、Cloud Foundryを使用するメリットとして次のような項目を挙げている。

中立的なオープンソースライセンスなので、ベンダーロックインのリスクがない IaaSを含むどのようなインフラの上でも動かすことができる シンプルなOS環境からフルマネージドな環境まで、幅広い種類のクラウドに対応 複数のランタイムやフレームワーク、サービスアーキテクチャをサポートしており、拡張も可能 node.js、Ruby、Java、Scala、Erlangなどの言語をサポート PostgreSQL、neo4j、MongoDB、Redis、MySQLなどのDBMS、およびRabbitMQなどのMOM(Message Oriented Middleware)をサポート コミュニティによる拡張の成果も取り込んでいる 図1.1 オープンなPaaS「Cloud Foundry」


 VMwareでは、Cloud Foundry本体の開発に対するコミットメントに加えて、開発ツールの提供や、Cloud FoundryベースのPaaSサービス「CloudFoundry.com」の運営、PC上で稼働するPaaS環境「Micro Cloud Foundry」の開発などを行っている。つまり、自分でPaaS環境を構築する場合に限らず、通常のPaaSと同様にアカウントを取得するだけで利用することもできるということだ。

●参考:Patrick Chanezon氏のセッション(YouTube)


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