Web APIの基本とAndroidアプリ開発の準備

CodeZine / 2013年6月6日 14時0分

エミュレーターの起動画面

 Android端末の通信機能と、国内外のさまざまなサイトで提供されているWeb APIを活用すれば、楽しいアプリをかんたんに作ることができます。この連載では、多種多様なWeb APIの紹介と、そのAPIを利用したサンプルアプリの制作を通じて、Androidアプリの実践的な開発を解説します。

■はじめに

 第1回目の本稿は、Web APIの説明と、開発を行うための準備として、開発環境のインストールについて解説します。

■対象読者

 Androidアプリケーションの開発を始めたい方で、JavaとEclipseの基本的な知識がある方を対象とします。

■Web APIとは

 本連載であつかう「Web API」とはどういうものかを、まず始めに説明しましょう。

 Web APIとは、ひとことで言えば、インターネット(Web)を経由して、何らかの処理を行うための、手段や決めごと(API)のことです。APIとは、Application Program Interfaceの略で、直訳すると、あるプログラムを、他のアプリケーションから利用するためのインターフェース、という意味になります。

 一般的なプログラムでは、関数やサブルーチンと呼ばれるひとかたまりの処理を作成し、それをプログラム内のほかの場所から呼び出すことができます。Web APIを利用すると、それと同じような感覚で、インターネット経由で別のサーバー上にあるプログラムを呼び出し、その結果を受け取ることができるようになります。

Web APIを利用したプログラムの実行


●Web APIの特徴

 Web APIでは、その名のとおり、Web(HTTP)の仕組みを利用して、プログラムの呼び出しを実現しています。HTTPとは、一般にWebページを表示するために用いられるプロトコルなのですが、Webページ以外のデータを取得することもできます。またHTTPは、たいへんシンプルなプロトコルのため、Javaだけでなく、多くのプログラム言語から容易に利用できるのも、利点の一つです。

 Web APIでは、HTTPを利用して、プログラムの呼び出しと、そのプログラムの実行結果を取得します。実行結果は、通常、XMLやJSONと言った、テキストベースのデータ形式です。そのためWeb APIは、プログラム言語や特定のOSなどに依存することなく、非常に多くの場面で活用することができます。

 本連載では、このWeb APIを利用して、かんたんにAndroidアプリを作成する方法を紹介します。

■Web APIのデータ処理

 では次に、AndroidアプリからWeb APIを利用するためには、具体的にどうすればよいのか、ひととおり説明しましょう。

●Web APIの例

 Web APIは、GoogleやYahoo、Twitterなど、有名どころのWebサイトはもとより、個人が運営するWebサイトに至るまで、数多くのサイトで公開されています。

 ここでは、具体的に、かんたんなWeb APIを見てみましょう。ブラウザで以下のURLを入力してみてください。

URL:http://www.ekidata.jp/api/l/11302.xml これは、駅データ.jpというサイトが公開している、路線の駅一覧を表示するWeb APIです。ブラウザには、JR山手線の路線情報がXML形式で表示されるはずです。

JR山手線の路線情報(XML)


 では今度は、以下のURLにアクセスしてみましょう。

URL:http://www.ekidata.jp/api/l/11302.json このURLから取得できる情報は、先ほどのXMLと同じ内容なのですが、データの形式がJSONになっています。JSON(JavaScript Object Notation)は、その名前が示すとおり、JavaScriptの表記を利用したデータ交換用のフォーマットで、数値や文字列などをテキストで表現したものです。なおJSONは、JavaScript専用の形式ではなく、Javaでも利用することができます。

JR山手線の路線情報(JSON)




CodeZine

トピックスRSS

ランキング